北海道の雪のシーズンいつからいつまで?!

冬の北海道といえば、雪!
関東から移住した私は、北海道の雪に苦戦しつつも、やっぱり北海道の冬の醍醐味は雪だな!と毎冬思います。
そして、その雪を楽しみに、冬にも北海道へ遊びに来て欲しいと常々思っています。

今回は、北海道の雪はいつから降り始めていつまで降るのか、ご紹介します!

目次

北海道の雪、降り始めとピークはいつ頃?

雪の多い北海道でも、冬になったら突然たくさん雪が降ってくる、というわけではありません。
では雪の降り始めはいつ頃なのでしょうか?

北海道は広いので地域によって異なりますが、雪の多い地域では最も早くて毎年10月下旬頃、遅い地域では11月中旬頃に初雪観測となります。本格的に雪が降り始めるのは12月に入ってからで、1番多く降るピークは2月です。

たとえば、初雪が遅いからといってその冬の雪の量が少ないとも限りません。降り始めてからドカ雪が降ることもありますし、初雪が早くてもシーズンを通じて大雪が少ない年もあります。

北海道で雪の多い地域は、札幌やニセコ・倶知安・旭川・稚内などで、大都市の札幌、実は豪雪地帯なのです。

冬の訪れを告げる雪虫とは?

ところで、みなさんは「雪虫」をご存じですか?

雪虫を見かけると、北海道の人々は
「昨日雪虫見たよ!」
「あら!じゃあもうすぐ雪が降ってくるね。」
という会話を、必ずと言っていいほどします。

雪虫とは、冬の訪れを教えてくれる存在なのです。
こうやって聞くと、ファンタジーな妖精みたいに感じますが、雪虫はアブラムシ科に属する昆虫です。
ふわふわとした綿を身にまとった5ミリほどの虫で、正式名称は「トドノネオオワタムシ」といいます。

その名のとおり、夏の間はトドマツの木で過ごし10月頃にヤチダモの木に移動する習性があります。
この雪虫の大移動と初雪の時期が重なり、ふわふわと雪のような見た目も相まって、雪虫と呼ばれています。
そして、雪虫が大量発生すると、約1週間から10日で初雪が観測されるそうです。

雪虫が初雪が降ることを感知して、移動しているとも言われています。
雪虫の出現により、長く厳しい雪のシーズンが始まるのです。

降雪・積雪・着雪とは?

雪の時期になると、よく天気予報で聞く言葉が「降雪・積雪・着雪」で、それぞれ違いがあるのはご存知でしょうか?
この雪にまつわる用語を説明します。

降雪

降雪とは、1時間や2時間などの一定の時間内に降り積もった雪の深さのことです。
たとえば「8時から10時の降雪量は約2センチです。」という感じで使います。

積雪

積雪とは、観測所の周辺地面の半分以上が雪で覆われた状態のことを言います。
積雪量は、その時点で自然に降り積もっている雪の深さのことです。
たとえば「10時時点の積雪量は10センチです。」という感じで使います。

雪がさほど積もっていなくても、地面が半分以上雪で覆われていたら「積雪0センチ」となり、雪は降ったが積雪の基準に達していなければ「積雪なし」です。
つまり、降雪量を足していけば、おおよそ、その時点での積雪量となります。

着雪

着雪とは、雪が電線や木などに付着する現象のことです。雪の量を量るものではないため「着雪量」という言葉は使いません。
湿った雪が付着し、電線などに被害が起こる可能性がある時は「着雪注意報」が発表される場合があります。

冬の北海道に訪れる際の注意点は?

冬の北海道に遊びに行くぞ!となれば、もちろん防寒対策をすると思いますが、いくつかポイントがありますので参考になれば幸いです。

特に気をつけて欲しい物といえば、それは「靴・バッグ・防寒具」です。

雪が降り始めて寒い日がつづくと、アイスバーンが登場します。まずは足元注意!滑りにくい靴を履きましょう。
雪道対応のスノーシューズや、靴底が滑りにくくなっているものがおすすめです。雪が積もっている時にも対応できるブーツタイプが無難です。
また、手持ちのブーツに滑り止めを装着する手もあります。

旅行バッグも注意が必要です。
キャスター付きのキャリーケースは、雪が積もると外の歩道で動かせないと思った方がよいです。
外の歩道では、持ち上げて運ぶことになるかもしれない、ということを想定しておきましょう。
また、旅行中に持ち歩くのは、リュックやショルダーバッグのように両手が空くものがおすすめです。滑った時にバランスが取りやすいです。

防寒具は、上着はフードつきか帽子を用意しておくとよいです。
北海道では、雪ではほとんど傘をさしません。まれに水分が多い雪ではさすこともありますが、片手が塞がるのを防ぐためです。

他には、手袋・マフラー・イヤーマフラーで、外に出るときは極力露出している個所を少なくする防寒をしましょう。

12月後半や1月に入ると、日中1度もプラス気温にならない日がほとんどです。風が吹けば、もっと体感温度が下がります。
中にいくら着込んでも、外に出ている個所があると冷えて寒いです。
代わりに、室内はとても暖かいです。室内にいるときは体温調節が出来るような服装がよいと思います。

雪解けはいつ?いつまで雪はふる?

地域にもよりますが、普段歩いたり車で走ったりする町中の道路の雪は3月中にはほぼ無くなります。日影や路肩、峠道には雪が残っていたりします。

また、4月中は積もらない程度ですがまだ雪が降ることがあります。
峠を走る予定があったり、雪が残る山間部などの地域では、だいたいGW明け頃までスタッドレスタイヤを装着しています。

また、3月中旬頃からは、道路や歩道の雪解け水が多いです。
もし、その時期に北海道に来るときには靴が汚れる可能性があることや、車を運転する際に歩行者に水を掛けないよう注意が必要です。

雪のアクテビティーを楽しもう!

北海道の雪といえば、サラサラのパウダースノー。世界中から多くの人々がパウダースノーを求めて北海道へやってきます。
世界的にも有名なスキー場といえば、ニセコ・キロロ・トマム・ルスツなどです。例年11月末~12月初旬よりスキー場がオープンします。

スキー場に行かなければパウダースノーは楽しめない?と思った方。ご安心ください。北海道では降りたての雪は、だいたいパウダースノーです!
湿り気のないサラサラした雪は、足で踏むと、きゅっきゅっとした感触です。

ちなみに、北海道では雪合戦もスポーツとして盛り上がります。
毎年、洞爺湖にほど近い昭和新山で「昭和新山国際雪合戦」が行われ、海外からも参加者が訪れます。
スキーやスノーボードはしないけど、雪合戦なら!という方はチェックしてみてください!

~北海道の雪を楽しんでほしい~

いかがでしたか?北海道で雪遊びしたくなったでしょう?!

私は関東から北海道に移住し、転勤のため、いろいろな地域で6回ほど冬を経験しました。札幌以外で雪が多い地域には住んだことがなく、本当の本当に豪雪というのは経験していないのかもしれません。
まだまだ、知らない苦労がたくさんあるのだろうと思います。それでも、ホワイトアウトに遭ったり、腰までの雪を雪かきしないと家から出られない!くらいの経験はしました。しかし、未だに雪は新鮮で、わりと好きです。

これが、もう雪いらないわ~大変だ~面倒だ~と毎日のように思う日が来たら、やっと道民の仲間入り?!なのかも知れませんね(笑)
冬の北海道ならではの、パウダースノーを体験しに、皆さんぜひ遊びにきてくださいね!

※画像はイメージです。

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