先日、本州の友人に「おすすめの真っすぐ道はどこ?」と聞かれました。
なんでも、友人のお父さんが北海道で真っすぐな道を運転したい!と言っているが、どこへ連れて行けばよいか・・・とのこと。

そういえば、北海道は真っすぐな道が多いです。単純に「広いから」だけではない理由があります。
それは、北海道の開拓使時代に遡ります。

北の大地の厳しい自然の中、原生林を切り開き、まず道が造られました。
平地では、直線道路のほうが目的地への距離が短くなり、また建設費も安くなります。
そのため、広い北海道では必然的に直線道路が多く造られたのです。

その後、鉄道ができ屯田兵が入植し、この道を中心として開拓され、町ができました。
このように、他の都市とは一味違う理由が北海道にはありました。

今回は、この北海道ならではの、おすすめ直線道路5選を紹介します!

目次

上富良野町 ジェットコースターの路

冒頭、私の友人の話でまず思いついたのが富良野の景色でした。
それは、まだ北海道へ移住する何年も前、観光で富良野へ行った時に通った「ジェットコースターの路」です。

美瑛から富良野へ続く「国道237号線」の約2.5キロ程の道路です。その名のとおり、高低差がある坂を上り下りするこの道は、まるでジェットコースターのようです!丘陵の風景も美しく、非常におすすめです。

友人は、ちょうど7月頃に旅行する予定とのことで、ラベンダーや美瑛の丘など花が綺麗な時期と重なるので、ここへ行ってみては?とおすすめしました。

斜里町 天に続く道

道東・斜里町の「国道334号・244号線」の道路です。約18キロ真っすぐな道が続きます。

「天に続く道」のスタート地点に看板があり、ここから見ると道の先端が本当に天に続いているように見えます。
特にお勧めなのが、このスタート地点からの景色ですごい!と思います。

天塩町~稚内市 道道106号線

ここで「道道」という言葉がでてきますが、これは「都道府県道」のことです。
初めて聞いたときは、何のことだかわからなかったですが(汗)北海道の管轄の道路だから「道道」。県道と同じことですね。

北海道の左側、日本海側沿岸を小樽から稚内へと向かう「オロロンライン」の最北端、天塩町から稚内市へ向かう約16キロ程が直線です。
オロロンラインの名所の一つである「オトンルイ風力発電」。映像や画像でもよく見る、28基の風力発電が並ぶ風景は圧巻です。老朽化により立て替えの予定(2023年9月以降)があり、新しい発電所は一基あたりの発電能力が上がり6基~11基に減る計画とのこと。この景色が見られるのもあとわずかです。

この道では、天気が良ければ利尻島・礼文島が見られます。ただ、海霧が多いため、見えない可能性もあります。

音更町 十勝牧場白樺並木

北海道感といえば、やはり十勝平野そして白樺。道道133号線から十勝牧場方向に入ると、奥まで終わりが見えないくらい、ずっと真っすぐに白樺並木が続いています。
その距離は約1.3キロと距離は短いですが、十勝平野のど真ん中を突っ切っているような感覚。これぞ「ザ・北海道!」という感じが味わえると思います。

美唄市~滝川市 国道12号線

最後に、この道路を語らずして、日本の直線道路は語れない!?

日本一の直線道路は、札幌市から旭川市へ向かう「国道12号線」の美唄市から砂川市、奈井江町を通過して滝川市へ続く、なんと29.2キロの道路です!

しかし、正直、市街地なので北海道感は・・・ですが、確かに真っすぐ。ずーっと真っすぐです。途中、北海道のお土産として有名な、砂川市発祥のお菓子やさん「北菓楼本店」があります。この本店ではお土産を買うのももちろんですが、おすすめはソフトクリームです。
また、奈井江町に入ると道の駅「ハウスヤルビ奈井江」があり、ドライブの途中に立ち寄るのに最適です。

くれぐれも安全運転で!

北海道のまっすぐな道を走っていると、開放的な気分で、ついスピードを出してしまうかもしれません。そんな道は、もちろん取締りも多いので要注意!安全運転で行きましょう!

北海道の道は冒頭で説明したように、真っすぐな道路が多いです。おすすめの場所以外でも、素敵な景色に出会える直線道路が、まだまだたくさんあります。
みなさんもお気に入りの直線道路を見つけてくださいね!

※画像はイメージです。

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