北海道の冬に欠かせない除雪道具バリエーション

本州でも冬期間には積雪がありますが、北海道と比べた場合、気温や雪質が異なることで除雪の際に揃えるべき道具類があります。
北海道に移住を検討している方の場合は特に知っておくと役立つ除雪道具の使い方や、トレビア的な内容を紹介します。

目次

北海道の除雪の定番道具

北海道の冬期間は、1日を通してプラス気温にならない真冬日が続いてしまいます。積雪があっても自然に解けることはなく、雪質は比較的軽量なパウダースノーが多い特徴があります。

除雪の際には定番品となる道具があり、まずは「ママさんダンプ」と呼ばれている道具をあげられます。
このママさんダンプはとあるメーカーが売り出す際に、「力の無い女性(ママさん)でも沢山の雪をダンプカーみたいに運べる」と付けた名称になりますが、北海道ではどのメーカー品でもママさんダンプと呼んでいます。
プラスチック製で軽量、一度に沢山の雪を移動させることができる便利道具です。一方でママさんダンプには小型バージョンも存在し、このタイプはお子さんや高齢者の方、力がか弱い女性向けになり、男性でも急な雪のスロープに排雪する際にもかなり便利です。

スコップなどプラスチック製の道具類

北海道で除雪作業をする際に、降り積もった雪が少量の時や、細かな場所を綺麗にする際には、プラスチック製の柄の長い穴が開いているスコップは必需品です。
穴が開いている理由は軽量になることをあげられ、このタイプは穴の無いスコップよりも上に乗せることができる雪の量を増やすことも可能にしています。柄が長いという理由は、地面で雪を乗せた後に、遠くに飛ばすことを簡単にするために柄が長く作られているという特徴もあります。

同じようにプラスチック製の除雪道具にはプッシャーと呼ばれる道具があり、平らな面に降り積もった雪をあまり力を使わずに綺麗に雪を移動させる際に役立っています。大雪の場合は使うことができませんが、20センチ程度の積雪であれば十分に対応することができ、地面を綺麗に除雪することができます。

大雪の場合は大まかにママさんダンプで除雪を行い、後からプッシャーで綺麗にする方法も北海道では行われています。プッシャーには違う使い方もあり、北海道民でも知らない方は多い傾向にあります。
その使い方は、通常では正面に向けて雪を押し出す用途になりますが、降り積もった雪が固まってしまい、平らな面に簡単にできない場合、プッシャーを引っくり返して裏側ヘッド部分で雪を叩くことで固まった雪でも取り除けます。


金属製の除雪道具

金属製の除雪道具の場合、多くの方が金属製スコップを連想するものですが、北海道ではパンチャーと呼ばれる鉄スコップを使っていることが多い傾向にあります。
パンチャーには左右対称にいくつもの穴が開けられ軽量化されています。
軽量故に力仕事になる除雪作業を楽にすることができると共に、プラスチック製では雪が硬くて対処できない際にかなり活躍する道具です。

他にはツルハシもあり、ツルハシは北海道だけではなくどのような地域でも活用されているものですが、北海道での除雪道具としてのツルハシは「像の牙」と呼ばれる三又タイプが使われています。
用途は氷を割ることに限定されますが、普通の平らなツルハシでは厚みのある氷を割ることに苦労してしまいますが、像の牙の場合では、喰いつきが非常に良く簡単に割ることができる便利道具です。

このように手間と労力をできるだけ少なくする除雪道具は多く、知っておくといつかは役立つかもしれません。

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