北海道はでっかいどう・・・なんてダジャレがありますが、私もそんなイメージを持っていました。
とにかく広くて真っすぐな道、見渡す限りの大自然。
そこに飛び込んでいったらどうなるのだろう?
北海道へ移住するまで
かつて住んでいた神戸は、町中からすぐに山や海へアクセスできる贅沢なロケーションでした。
洗練されたイメージのある都市ですが、新幹線の発着駅にちょっこりとイノシシが登場するような一面もありますが、日常では農家でもない限り野生動物と出会うことはなく、町中で出会うのは野良猫ぐらいです。
自然と都会のバランスが良いと思うのですが、生まれた娘を見ていて、より伸び伸びと成長していってもらいたいとの思いから、幼稚園に入るまでに、どこか別の土地へ移住しようと夫婦で決めました。
そうしているうちに偶然が重なり出会った、道北のある町への移住が決まり、北海道への引っ越しとなったのです。
これまでの経験が通用しない?!
北海道での暮らしは色々なことが新鮮でした。
出身は関東、その後は関西、比較的温暖で穏やかな地域に暮らしてきた私たちにとって、冬の寒さや雪の多さ、春になっても溶け切らない雪。
隣町へ移動するにも数十kmの移動は当たり前だし、どこへ行っても広い駐車場。
その感覚に慣れるまでは時間がかかりました。
特に野生動物との遭遇率が高い、というのが一番驚いた点です。
北海道でも道北、特に自然が豊かな町へ移住したことを頭では理解しているつもりでしたが、ここまで日常的に出会うとは思ってもみませんでした。
キタキツネやエゾシカは町の中をふらふらしています。ちょっと林に入れば、エゾリス、ユキウサギ。
山奥に入ったとき遠目に親子グマを見た時にはゾッとしたのを覚えています・・・とにかく様々な動物たちと出会いました。
北海道の生活と野生動物
その中でも、生活の中でいくつか体験した野生動物のお話をいくつか。
まず移住したばかりの春先、少し遠出をしようと車で国道を走っていると、両側にある林からエゾシカが顔をのぞかせていていて驚きましたが、時には道のど真ん中に待機していることもあって、これが普通なんだなと。
夜は夜で、突然横から猛スピードでユキウサギが飛び出してきて轢きかけたり、朝の早い時間帯にはエゾリスやエゾクロテンが飛び出してきて、しばらく並走することも。
小さい動物を車で轢いてしまってもどうという事はありませんが、良心がいたします。シカはぶつかってしまうと車が壊れてしまう事があるので恐ろしいですね。
さらには住宅地に野良猫のように現れるキツネ、餌がもらえると思って付いてくる事があります。仕草が可愛いからといってエサを上げたり、触ったりしないように。エキノコックスという恐ろしい寄生虫がいて、命を落とす事もあります。
いままで一番恐ろしいのが、クスサン。
蛾の一種でとにかく大きい!そして夏に沢山発生して気持ちが悪い。
書き出せばキリがないほど出会うことの多い野生動物。
「動物注意」看板の重要さを、改めて実感しました。
※画像はイメージです。
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