明治開拓の歴史が感じられる〜当別町

北海道石狩郡当別町まで観光に行ってきました。
当別町の歴史をたどってみると、明治2年頃に旧仙台藩の伊達家が開拓をしたのが始まりである、ということを知りました。
今回は「当別町で行われている面白い試験事業2つ」と「伊達家にまつわる場所」をご紹介したいと思います。

目次

当別町について

当別町は札幌中心部より車で約40分の場所に位置しています。
そのため小樽・石狩などの都市からもさほど遠くないため、観光地の中間点として利便性の良い町です。

当別町にはチョコレートで有名なロイズふと美工場があり、2022年からはロイズの名を冠したJR北海道ロイズタウン駅も運用を開始しました。

観光に行くときに時々利用するのが当別町の「ふとみ銘泉 万葉の湯」、万葉の湯は全国に店舗があるスーパー銭湯。
特徴は深夜料金を支払えばリラックスルームにて朝方まで滞在可能なところで、温泉としても本格的なので、施設自体は文句無しに良いです。

自動運転EVバスに乗ってみる

当別町では、2023年6月~7月の1か月間、実証運転事業として「自動運転EVバス運行」をしていました。

このEVバスの特徴は運転席もハンドルもアクセルブレーキもなく、完全なる自動運転バスで、ロイズふと美工場からJRロイズタウン駅までの約700メートルの間で乗客を乗せて往復します。
ちょうど観光で滞在した日までが運行日だったので、乗ってみることにしました。

ロイズ工場に停まっていたEVバスは、当別町のゆるキャラ「とべのすけ」の全身ラッピング、見た目はド派手でしたが、中に入ると至って普通のマイクロバスの中といった感じ。

この日は試験事業なのでスタッフさんが乗車していましたが、乗り心地もバスと何ら変わらなかったです。
走行速度は約15キロまでで自転車と同じくらいのスピードしか出ないということです。

この日以降は、ラッピングを変えて別な町で再び走るそうですが、当別町では今後、自動運転バスの導入を考えているそうです。

エコな草刈り隊の羊を見学

当別町では5月から11月ころまで、北海道開発局による「河川敷の羊放牧除草」をしています。
これは何のためかというと、除草をするには人手のほかにも環境負荷やコストがかかるため、羊を放牧して草を食べてもらうという趣旨。
この実証試験は自由に見学できるので、羊さんに会いたくて行ってきました。

場所は石狩川が流れる国道337号線の当別町側の札幌大橋付近。
河川敷には駐車場も設置されていて、「羊見学はこちら」の親切な案内板まで。
午後遅くに行ったためか、除草隊の皆さんはすでに今日のひと仕事を終えて休けいをしているところでした。

草刈り中の姿ではありませんでしたが、かわいい羊さんを見られて満足でした。

当別伊達記念館・当別神社を訪ねる

今から150年以上も前、旧仙台藩一門、岩出山藩主(現:宮城県大崎市岩出山)の伊達邦直が当別町の基礎を築きました。

戊辰戦争に敗れたことがきっかけとなり、臣下とともに北海道移住を決意。その伊達邦直にまつわる貴重な品が当別伊達記念館では展示されています。
記念館は大きい施設ではありませんでしたが、興味深い品々を間近で見られることができました。

開拓時代に岩出山から当別町まで持って行った品が今も大切に残っていることに故郷の思い入れを感じます。
伊達記念館のすぐそばには、伊達邦直公を祀った立派な神社もありました。

ちなみに岩出山にはじゃらん全国道の駅グランプリで1位に輝いた「あ・ら・伊達な道の駅」があります。
道の駅にはロイズの直営店が入っていて、いつもたくさんの人で賑わっています。

年に数回、あ・ら・伊達な道の駅へ観光に行っていたのですが、なぜ岩出山にロイズ直営店があるの?と長年疑問に思っていました。
“当別町と大崎市が姉妹都市だから”という事実を知り、ようやく謎がとけました。

面白い当別町観光

当別町の面白い試験事業と、開拓の歴史を訪ねてみました。
そのほかにもふくろうをシンボルにした町なので“至るところに”ふくろう“、スウェーデンの街並みそのままの住宅街”スウェーデンヒルズ“など面白いところがあります。

チョコレート工場見学もいいけれど、ちょっと面白い当別町観光もおすすめです。

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