「積丹ブルー」の海と絶品の生ウニ!積丹半島の自然の恵みを堪能しつくそう!

北海道の西部に位置し、日本海に突き出た積丹半島。
真っ青な海と力強い断崖や奇岩の数々、そして豊富な海の幸に恵まれたこの地を訪れて、力強い自然を五感で楽しもう!

目次

積丹半島と歴史

江戸時代からニシン漁で栄え、「ソーラン節」の発祥の地ともいわれる積丹は、北海道の中でもとりわけ長い歴史を持つ地である。
積丹という地名はアイヌ語の「シャクコタン(夏住むところ)」に由来し、ニシン漁が栄えるよりももっと前からアイヌの人々が夏に漁獲する場だったのだ。

現在でも夏のウニ漁のほか、秋にはサケ、冬にはタラと1年を通して漁業が盛んだ。美しい海と豊富な魚介に恵まれた積丹は、昔も今も人々が海のもたらす幸を求めて訪れる地なのである。

神威岬からぐるりと見渡す「積丹ブルー」の絶景!

ウニ漁真っ盛りの6月から8月は、大自然を堪能するぴったりの季節でもある。
積丹半島にいくつもある岬の中でもとりわけ人気を博しているのが「神威(かむい)岬」だ。

岬の付け根にある駐車場から「チャレンカの小道」と呼ばれる遊歩道を20分ほど歩けば、周囲300度を見渡せる、まさに絶景と言う他ない岬の突端にたどり着く。爽やかな潮風、積丹ブルーの海、神秘的な奇岩に砕かれる波・・・・・・季節によってはエゾカンゾウやハマナスの花が咲き乱れ、自然の力強さと美しさに圧倒されること間違いなし!

チャレンカの小道

義経とアイヌの悲恋・・・伝説に思いを馳せれば、違った景色が見えてくる

積丹はかの源義経が落ち延びて、アイヌの娘チャレンカと恋に落ちたという伝説の残る地でもある。チャレンカは大陸へと旅立った義経に置き去りにされ、悲嘆のうちに「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん」との言葉を残して神威岬から身を投げたという。以後、女性を乗せた船の遭難事故が相次いだことから、神威岬は長らく女人禁制とされてきた。
(※現在は解禁されている。)

神威岬の先端からはすっと縦に伸びた特徴的な岩を望むことができる。これは漁師たちから御神体として大切にされてきた「神威岩」で、件のチャレンカ姫が転じた姿であるとされている。
かつての人々がこの雄大な景色から何を感じ、何を語り継いできたのかに思いを寄せれば、同じ景色がより味わい深いものとなるだろう・・・。

新鮮で濃厚なウニに大満足間違いなし!

積丹といえばなんといってもウニ!積丹の豊かな海で良質の海藻を食べて育ったウニは、雑味が少なくウニ本来のコクのある甘さを保っている。積丹には漁師直営の店が多くあり、ウニ漁解禁時期の6月から8月にかけては至る所で新鮮なウニを贅沢に使ったウニ丼を堪能できる。

主流はキタムラサキウニをふんだんに盛り付けた「白ウニ丼」。たまにエゾバフンウニを使用した「赤ウニ丼」も。好みの味を求めて食べ比べるのも楽しみ方の一つ。
ここでしか味わえない、新鮮・濃厚な生ウニを心ゆくまで味わおう!

ウニの2色丼

積丹ブルーの海に出よう!展望船「ニューしゃこたん号」

積丹ブルーをもっと身近に感じるためにおすすめなのが、水中展望船「ニューしゃこたん号」だ。北海道で唯一の海中公園に指定された海域を船で巡る贅沢さは、他の場所では味わえない。
船上から眺められるダイナミックな岸壁やそそり立つ奇岩の数々。さらに船底のガラス窓からは透き通った水の中に生息する魚やウニの姿も!
カモメに餌をやり、断崖絶壁に息をのみ、きらめく海に間近で臨む。まさに積丹の海を満喫できるクルーズだ。

船にカモメがよってきます。

行ってみよう!

景色と食を両方楽しめる、充実した旅行となること間違いなし。慌ただしい日々にくたびれたなら、積丹で心も体もリフレッシュしよう!

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