最北端の地へ向かう

仕事の関係で数年ぶりに北海道に住むことになりました。
数年前にもしばらく住んでいて、ほとんどの観光地は回ったものの、唯一、行けてなかった稚内。

前回行かなかった理由のひとつに、札幌から稚内までの距離の遠さがあり、同じ北海道とはいえ車で約7～8時間ほど。
今回こそはと意を決し、9月の休日を利用して1泊で行ってきました。

稚内までの道は過酷なものに

札幌を出発した際には良い天気だったのですが、北上していくにつれて、だんだんと天気が曇り坂に。
稚内市に入ったくらいのところで、突然の豪雨に見舞われ、今まで経験したことがないくらいの雨で、車のワイパーを全開にしても前が見えません。

どこかで駐車しないと危ないと感じていたところに突然現れた「シェルター」。
シェルターとは？という疑問がありつつ、前の車が入っていったので後に続くように入ると、大きなトンネルの中に数台の車が止まってます。
自動販売機やお手洗いもあり、高速道路のパーキングエリアのような場所です。

調べてみると、厳しい吹雪からドライバーを守るためのパーキングシェルターと呼ばれる避難施設で、北海道にしか、ないらしく、予想外のプチ観光になりました。

シェルターで30分ほど休憩すると雨も小雨になって、再び最北端を目指します。

間宮堂のラーメン

宗谷岬についたのは、ちょうどお昼どきでまずは腹ごしらえ。
事前にリサーチしていた間宮堂の「稚内名物」ホタテラーメンを食べに行きました。

間宮堂は高台になっている宗谷岬公園にあって、窓際の席から海が見える絶好の場所にあるラーメン屋で、プリッとした大きなホタテが入っている塩味のホタテラーメンが一番人気のお店です。

お昼時間帯でしたが、平日＆悪天候なのもあってか、すぐに席に案内されました。
数分すると海鮮の良い香りのするホタテラーメンが到着。
あっさりとした塩味のスープにホタテのうま味がたっぷり。ごろっと入っている大きなホタテもおいしかったです。

このお店は一度閉店したものの、2022年に別の経営者によりリニューアルオープンしたそうです。
一緒に行った夫は、以前の時のホタテラーメンも食べたことがあるようですが、味は少し変わっているものの、今のホタテラーメンもおいしいと絶賛しておりました。

宗谷岬

お腹いっぱいになったあとは、いよいよ宗谷岬にある日本最北端の地の碑へ向かいます。
天気が良ければ、サハリンの島影を遠望することができるようですが、天気が悪くて残念でした。
でも目の前には海しかない、雄大な眺めをバックに記念撮影ができて、一生の思い出です。

札幌から稚内までは容易に行ける距離ではありませんが、稚内には時間をかけてでも行って食べたいラーメンと、雄大な景色がありました。