~日本最北端~宗谷岬で年越しキャンプ

2018年12月31日、TV番組で特集されていた宗谷岬での年越しを体験してみました。

あるTV番組での特集

某テレビ局で放送されている、ある場所を72時間取り続けるドキュメンタリー番組で宗谷岬で年越しをする人々が特集されていました。真冬の宗谷岬で寒さに震えながらテントを建てて年越しを過ごす様子になんだか興味を惹かれて実際に体験してみました。

札幌から車で約6時間程車を走らせ、宗谷岬に着いたのは19時過ぎ。すると岬の周辺はテントで埋め尽くされていました。テントとテントの隙間を見つけ、強風に耐えながらかじかむ手で何とかテントを建てます。付近には営業中のお店などは当然なく、暗闇の中なぜこんなにも大勢の人がいるのかまったくもって不思議な空間でした。暗闇の中、波の打ち付ける音・強い北風によってテントがあおられる音が響きます。

某番組で特集されたこともあり、年々宗谷岬で年越しをする人は増えているそう。全国から奇特な人々が集まります。そんな人たちをもてなす為、主に地元の有志の方々によって温かいカニ汁がふるまわれたり、地元で漁師をされている方からは昆布やタコ飯をいただきました。寒さに震え、来たことを後悔し始めた頃だったので余計に温かさがしみます。

待ちに待った年越し

そして待ちに待ったカウントダウンが近づきます。
それに伴って、テントの中にこもっていた人たちもぞろぞろと岬のモニュメントのあたりに集まってきます。いよいよ、カウントダウン。

そのころになると、興奮のあまりだんだんテンションが高くなり、寒さを忘れてきます。そして、岬にいる人々みんなでカウントダウン。3、2、1。ドーン!カウントダウンのあと、花火が打ち上げられテンションは最高潮。その年はじめての花火は日本最北端での打ち上げ花火。都会での花火大会とは違って規模は小さいですが何とも言えない達成感のようなものに包まれます。

そんなこんなで年越しを無事に迎えると、急激にテンションが下がります。このまま、暖かい家でのんびりしたい。なぜ、寒くて風にあおられるテントで朝まで過ごさないといけないのか。急に、帰りたいなと思うようになってしまいます。

宗谷岬での年越しを迎えたいという希望がかなってしまい、その後の過ごし方・モチベーションの維持まで考えていなかったのです。実際に、周りでは年越しが終わった後撤収し始める人もいました。そこを何とか耐え、運転の疲れもあったのでしょう、無事にテントの中で寝れることが出来ました。

何とも言えない達成感

目が覚めてテントの外に出ると、カラフルなテントが目に入ります。そして、カラフルなテント越しには宗谷岬に打ち付ける白波。夜遅くに到着したため、海の様子はまったく伺うことが出来なかったのですが、ここにきて白波が打ち付ける様子を目の当たりにし、改めて物凄い過酷な環境で年越ししたのだと実感しました。当然、年始にやっているお店など周辺にはないため、あらかじめ購入していたカップラーメンを食べ、宗谷岬をあとにします。

実際に宗谷岬での年越しを体験してみて、何とも言えない達成感を得ることができました。あんな過酷な環境でも何とか過ごせることができる適応力のような力が身についたように感じます。また、全国からやってくる奇特な人々をもてなす為に料理をふるまう人や、花火を打ち上げてくださる人など。たくさんの人々の温かさに触れることが出来ました。

年末年始はだらだらと過ごすことが多いかと思いますが、宗谷岬で年越しをすると年始から周囲の人への感謝の気持ちや自身の成長を感じることができるのでぜひおすすめします。