釧網本線の旅

網走〜釧路をはしる釧網本線。網走を出てしばらくは、オホーツク海沿いを走っていきます。
車窓から見る、オホーツク海の日の出はとても素晴らしい・・・・

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車窓から観るオホーツクの朝日

網走〜釧路間を走行する釧網本線。オホーツク海沿いから釧路湿原など、大自然の中を列車が力強く走ります。
今回は2022年2月に行きました、釧網本線の旅の中で最も楽しみにしていたのは、オホーツク海での日の出です。

網走を6時41分に発車、キハ54系に乗車。
ローカル線らしいたったの1両編成での運行ですが、車内は観光客で賑わっていました。

雪がまだ深く残る街を走り抜け、山を縫うようにして走ると、突然、オホーツク海が目の前に広がります。
冬の波が海岸に打ちつけて、流氷も少しですがちらりと。

と、同時に、雲の影から新しい1日を知らせる太陽が姿を現しました。
冬のオホーツク海がオレンジ色に輝く太陽に照らされて、波がトビウオのように跳ねて輝きます。

車内で列車の音と共にみる車窓は、ひとときも目を離すことができないほどに釘付けになるような景色。
釧網本線は、流氷の時期になると「流氷物語」と称したイベントが開催しており、イベント列車が走ります。

大自然の中を走り抜ける

列車はオホーツク海を過ぎると、今度は奥深い山の中へ。
釧網本線は釧路湿原や知床国立公園など大自然の中を走り抜けます。
そこには、自然豊かな緑や野生動物が多く見られ、地球の息吹を感じることができます。
有名な野生動物として、エゾシカやタンチョウなどを見ることができるのですが、突然に現れますので、いつもシャッターチャンスを逃してしまいます(汗)。

今回は、オホーツク海の日の出を見ることが目的だったため、左側の座席(釧路方面に向かって)に座りましたが、釧路湿原を楽しみたい方は右側の座席に座るのがおすすめ。
特に釧路湿原は夏がおすすめです!

オホーツク海、釧路湿原の大自然を走り抜けた列車は終点の釧路駅に到着しました。
とても素晴らしい景色で、今でも心に残っていますし、残り続けることでしょう。

釧網本線は

JR北海道は、当線を「単独で維持していくことは困難な路線」として発表し、存続が危ぶまれています。
しかし実際に乗車してみて、網走〜釧路までの途中駅から多くの観光客、地元の学生さんたちが乗り込んできて、人々の足として大切な路線であり、鉄道が持つ本来の役割を担っていることを実感しました。

先日から続いた大雪の影響もあってか、未だに除雪をする作業員さんたちの姿があり、釧網本線の安全運行とこれからの期待を込めた思いが伝わってきます。
海から山、湿原と様々な北海道の自然を満喫できる釧網本線、北海道に訪れる事があれば、維持のためにも一度乗ってみてください。

※画像はイメージです。

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