館長の情熱と執念のカオス〜レトロスペース坂会館

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昭和レトロにハマっている私は、札幌の知人から「レトロ好きにはたまらない穴場がある」と教えられ、早速足を運んだのでした。
それは、札幌市西区にある製菓会社「坂栄養食品」の敷地内にある私設博物館「レトロスペース坂会館」。

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レトロスペース坂会館!!

アラフォー以上の道産子なら、皆、一度は口にしたことがある『塩A字フライビスケット』。
昨今のバターたっぷり、生クリームたっぷりのクッキーとは一線を画す、素朴な味わいとバリボリと小気味いい歯ごたえが、郷愁ただよう懐かしい風味です。

さて、その封に印字されているのは「坂栄養食品株式会社」の文字。
この会社の社長、地元札幌、いや、全国の昭和なB級スポット好きにはちょっとした有名人なのであります。

かくいう私も、文明開化、大正浪漫、昭和レトロという言葉に即座に反応する人間です。
札幌在住の悪友による「西区にとっておきのレトロスポットがあるっしょ」という甘い囁きに誘われて、やってきました。札幌市西区、坂栄養株式会社。
昭和40年代で時を刻むのを止めてしまったかのような、なかなか趣のある風景でございましたが、何より度肝を抜かれたのは併設された博物館。

何でも、館長こと社長が私財をなげうって作り上げた、「館長による館長のための館長による博物館」のようで。それなのに入館料は無料。館長、いいひと。

魅惑の館内見学

足を一歩踏み入れると、眼前にくりひろげられるのは、アングラ演劇の重鎮、寺山修司もびっくりなカオスの世界。

人一人通れるか否かという狭い通路で、入館3分にして私の頭は思考停止。この反応は私だけではないらしく、後から入ってきた大学生と思わしきイケメン男子3人組も
「風邪で高熱を出したときに見る夢の世界」とつぶやいていました。うん、同じこと考えていたよ、私は。

昭和40年代の「ママレモン」「メリット」といった懐かしの日用品ボトル、水着姿と健康的なふっくらボディが眩しい往年の女優たちのポスター、万国旗のような色とりどりのレースが麗しいランジェリーの数々、そして若くして花の命を散らした第二次世界大戦中の兵士の軍服や遺留品。

この膨大なコレクション、もともとは、館長が捨てられていたマネキンを拾ってきたことがきっかけだったそう。展示されている家電製品も、修理を受けたおかげでまだまだ現役です。ブラウン管テレビも、ちゃんとリアルタイムで番組が映ります。

冒頭の兵士の遺品については戦没者への慰霊の意味の他、現在の私たち、ひいては世界各国に今、生きている人たちへの警鐘も意味しています。
刺激に慣れ切った世代の私たちには、むしろどこかほのぼのとしたものを感じさせる女優たちのセクシーなピンナップは「命のぬくもり、生きるエネルギー」の暗喩なんだとか。

行くなら今のうち!

これまでに何度も閉館が噂されてきた坂レトロスペース。
それでも、館長の情熱、そして全国のファンの熱意が今日まで存続させてきました。

さあ、あなたも昭和の混沌の息吹を、肌で感じてみませんか?
生々しく泥臭くも、活力に満ちた昭和のパワーであなたも元気がもらえるはずです!

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