北海道新幹線の延長で観光基点として期待されるの長万部

北海道新幹線、一部路線の建設が完了し運用も開始され、さらには札幌駅まで通じる部分の建設が進められています。
今後、北海道観光の基点の一つとなることが期待されている、「長万部」とその周辺地域をしてみました。

長万部と新幹線

「長万部(オシャマンベ)」とは、「ヒラメ(またはカレイ)のいるところ」を意味するアイヌ語であるそうです。なんとなく子供が名付けるような名ですが、素朴でかわいい名です。

平成29年に長万部に長万部鉄道建設事務所が設置され、北海道新幹線の長万部駅前後の区間を合計した38.4kmが建設担当となりました。長万部鉄道建設事務所が設置されたとき38歳の若い所長さんが抜擢され、以降鉄道建設を率いてこられています。
この区間のトンネル工事における困難さや新幹線長万部駅の観光上の価値を調べてみました。北海道新幹線は、既に、新青森駅と新函館北斗駅の間が開通しており、現在、新函館北斗駅と札幌(サッポロ)駅の間を建設中であり令和12年度末の開業を目指して工事が進められています。

長万部鉄道建設事務所が担当する区間においては、トンネル区間が42%、地上区間が58%であり、それでも他の建設事務所が担当する区間に比べるとトンネル区間の割合は小さい方のようです。平均して計算すると新函館北斗駅と札幌駅の間の約80%がトンネル区間となり、窓外の景色を楽しむのは容易ではありません。工事の一番の難しさは、活火山が多い地域近傍にトンネルを掘る難しさであると思います。

北海道新幹線の長万部駅は、当初、地平駅として認可されましたが、長万部市街地の分断を避けるため、高さ14mの高架構造に変更されたそうです。
この高架駅は、東南側に太平洋につながる噴火湾を望む形であり、この噴火湾は北海道南西部に存在する巨大な湾で内浦湾とも呼ばれております。この噴火湾を遠くからではあるが駒ケ岳や有珠山や昭和新山などの活火山が取り囲んでおり、北海道新幹線が札幌まで延伸されると、長万部駅は北海道の西南部から西部にかけての地域に対し交通上の中心的な位置にあるため、北海道西部の主要な観光地の訪問の基点となる可能性を有しています。

新幹線と観光

ゆくゆくは北海道の中心部と東北地方の結び付きも増し、そうなれば、長万部町は大きく発展してゆくでしょう。長万部は北海道としては積雪も少ない方であり、開発のために提供できる土地も多いと考えます。例としては、すでに東京理科大学の広々とした美しい長万部キャンパスが設置されていて、今後の活動が期待されています。

長万部地域そのものの観光対象としては以下のものがあります。標高498.8mの写万部山は軽登山に適しており、噴火湾の壮大なパノラマを楽しめます。噴火湾においては、ホタテの養殖が盛んに行われ新鮮なホタテを食べることができます。また、オシャマンベの名の通りカレイやヒラメの釣りを一年を通じて楽しめます。静狩海岸では、歩くと音が鳴る鳴き砂を楽しむことができます。

長万部公園とみのの森はファミリーキャンパーで賑わいます。また、静狩湿原には随所に小沼があり、ヒメシャクナゲ、ワタスゲなどを楽しみ食虫植物であるモウセンゴケなども観察することができます。

※画像はイメージです。

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