子供の頃の思い出

小学生の頃、両親の仕事の都合で喜茂別町に引っ越してきました。
場所は札幌市の隣とえば、知らない方には都会のイメージがあるかもしれませんが、札幌がとても広いだけ。
端っこがちょっと隣接している、羊蹄山と利尻岳などの山々に囲まれた自然豊かな町です。
あの有名なルスツリゾートのある留寿都村が側にあって、つまり豪雪でスキーが盛んです。

このお話は子供の頃の思い出話。

目次

喜茂別町

ここは昼と夜の寒暖差が激しいため、冬場は水道が凍結したりすることもある。
厳しい生活の事よりも、とにかく作物が新鮮でおいしかったという記憶が残っています。

通っていた小学校にも畑があり、農作物を育てていました。
秋になると収穫祭があり、カボチャやジャガイモを使っていももちを作ったり、豚汁を作って食べるという授業もあり、これぞ食育ですね。とても良い体験が出来て勉強になったと思います。

嫌だったスキー

授業の中で、嫌いだったのがスキー授業。
北海道のほとんどの小学校では、近くの公園や学校に小さな山を作りスキー授業を行っています。
しかし喜茂別町のある学校では、学校の裏山を使ってスキー授業を行っていました。

その山がとにかくものすごく急斜面で、子どもの目線だとまるで崖のように見えるのです。
リフトなんかはありません、スキーを履いて足で登っていくのですが、何度も滑って落ちてしまうのでなかなか上にたどり着けません。
やっとの思いで登ると、滑っていく事になるのですが、すごいスピードで落ちていくというような感覚でした。
とにかく降りていくだけで精一杯、なんとか下にたどり着きたい、その一心です。

更に怖いスキー大会

運動会のような恒例行事で、毎年スキー大会が行われるのですが、私にとっては恐怖でした。

会場になるのは例の裏山、ポールを立てて滑降や回転の種目をするのですが、上手い上級生でもコースアウト多発します。普通のスキー場であれば、少しコースアウトしてもそんなに心配はないのですが、元が自然の山なので怪我で済まないことだってあるような厳しい大会なのです。
それでも大きなトラブルなく開催されていたのが不思議でなりません。

そんな中にも心があたたかくなることがありました。
スキー大会では、父母たちが作ってくれた甘酒や温かい料理が振舞われます。
ものすごく寒いし斜面は急だし辛いことばかりでしたが、料理を食べることで救われました。

今思えば

子どもの頃はとても辛いなと思いましたが、今考えてみると、とても自然と共存するようなとても良い環境で育ったのたなと感じます。
厳しいからこそ強い子どもが育つと思いましたし、とても良い思い出となっています。

※画像はイメージです。

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