米どころといえば、新潟県や秋田県などを思い浮かべる方も多いと思います。昭和の時代には北海道の米はあまりおいしくない!と言われていたそうですが、何を隠そう今や北海道の米生産量は新潟県と1、2位を競う大生産地なのです。今日はおすすめの北海道米を紹介したいと思います。
北海道内で一番食べられている「ななつぼし」
まずは、道内一の人気を誇る「ななつぼし」を紹介します。
ななつぼしの名前の由来は、たくさんの星が見えるくらい空気のきれいな北海道で栽培されていることからこの名前になったそうです。
日本穀物検定協会が毎年行っている米の食味試験では、平成22年度から令和2年度まで10年以上特Aを取得しています。ななつぼしはあっさりとした食味が特徴とされていますが、甘味もあり非常にバランスのよい食味です。冷めても甘味があり、お弁当やおにぎりなどでおいしく食べられます。
私個人的には、もっちり感や粘りが強くないところが好きで一番よく食べています。
北海道を代表するお米「ゆめぴりか」
次に紹介するのはCMなどで道外でも人気の高い「ゆめぴりか」です。
ゆめぴりかの名前の由来は「夢」とアイヌ語で美しいという意味の「ピリカ」を組み合わせたものです。その名のとおり、艶やかで美しい炊きあがりになります。
こちらも平成23年度からずっと特Aを取得しており、北海道を代表する銘柄となりました。ゆめぴりかの最大の特徴はもっちりとした食感です。甘味が強く、お米そのものの味を強く感じられるお米です。
ゆめぴりかが好きな人は、もうこれ以外は食べられないとよく聞きます。私はあまり食べませんが、生産者直売のゆめぴりかを道外の実家に送ったところ、うちの母がみごとにハマってしまいました!(笑)それを生産者の方に伝えたらとても喜んでもらえたので、私もうれしくなり時々実家に送っています。
もうひとつの特A品種「ふっくりんこ」
北海道にはもうひとつ特Aを取得している「ふっくりんこ」があります。こちらはJAL国内線ファーストクラスの機内食にも採用されました。
ふっくりんこの名前の由来は、「お米の一粒ひとつぶがふっくらとしたおいしいイメージ」と一般公募で名付けられました。
味は、その名のとおりふっくらとやわらかい食感が特徴です。甘味も強く、特に魚料理との相性が良いと言われています。
私個人的には、よくホテルの朝食や和食屋さんなどで使用されているイメージがあります。
北海道米のイメージを一新した「きらら397」
次においしい北海道米の元祖となった「きらら397」を紹介します。
北海道で1988年(昭和63年)に「しまひかり」と「キタアケ」という品種をかけあわせて誕生しました。きらら397の味の良さが広まり、北海道のお米のおいしさが全国に知られることになりました。
きらら397の名前の由来は、道内の公募で決定し「きらら」とは古い日本の言葉で「雲母がきらきらと美しいさま」を表し育成地の系統番号「397」が付いています。
ゆめぴりかやふっくりんこなどの品種もきらら397が元となって誕生した品種です。まさにおいしい北海道米の元祖です。
きらら397から誕生した「ほしのゆめ」
きらら397から誕生してふっくりんこの元ともなっている「ほしのゆめ」
ほしのゆめの名前の由来は、生産者さんたちの「お米を食べてくれたすべての人の夢がかなうように」との思いが込められているそうです。
あっさりとしたくせのない味で、味の濃いおかずとの相性が抜群です。
幻の米?!「 おぼろづき」
どうして幻の米になったかというと、以前、食味官能検査で新潟産コシヒカリと同等の評価を得て爆発的に売れて品薄になってしまったからだそうです。ちなみに、今はちゃんと販売されているのでご安心ください。
おぼろづきは独特の風味がありもっちりと粘り強いのが特徴で、甘みもあり冷めてもやわらかく食べられます。
名前の由来は、米がうっすらと白濁する特性がありそれを朧月に例えたそうです。
北海道の雪のような白さの「きたゆきもち」
最後にもち米の「きたゆきもち」を紹介します。
北海道では4種類のもち米が生産されていますが、その中でひときわ白く美しいのがこのきたゆきもちです。名前の由来は、まさにその白い姿から付けられたそうです。
きたゆきもちは寒さに強く、北海道でも毎年安定して生産できる品種です。
おわりに
いかがでしょうか?北海道にこんなにたくさんのお米の品種があるとは思いませんでした。私はお米が大好きなので、北海道に来ていろいろ食べてみましたが本当にどのお米もおいしいですよ!
ゆめぴりかをはじめ、全国で販売されているものもありますのでぜひ一度ご賞味くださいね!
また、北海道で食事するとき、どのお米が使われているか表記されているところもありますので 見てみてくださいね!
※画像はイメージです。
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