釧路と毛綱毅曠の建築物

私は釧路で、建築に携わる仕事をしておりました。
その時に知って感銘を受けた「毛綱毅曠(もづなきこう)」の建築物の観光を語っていきます。

目次

毛綱毅曠(もづなきこう)について

毛綱毅曠は1941年に釧路市に生まれ、2001年まで活躍された、釧路の奇才と呼ばれた建築家です。
前衛的で独創的な毛綱毅曠の建築(以下毛綱建築)は、商業施設や博物館、資料館などがあり、釧路市で暮らしていると知らずしらずに目にしてることでしょう。

私と毛綱建築の出会いは、反住器という初期の代表的な建築。
1972年に母親のために釧路市富士見に建てられた住居で、大きさの違う正立方体が入れ子構造になっている独創的な建築物で、一般公開はされていませんので外観のみ観賞可能となっております。

私は運良く、毛綱建築に携わる事があり、中を拝見させて頂きました。
大変独創的で一見住居とは思えない構造なのですが、所々に住居としての利便性に配慮した作りとなっており、建築家としての住まいに対する想いが伝わる素晴らしいものでした。

今回は毛綱建築の中で釧路市民に馴染み深い「釧路市立博物館」と「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」を紹介します。

釧路私立博物館

釧路私立博物館は、1984年に日本建築学会賞を受賞した建築物です。

釧路が日本で最も有名生息地とされている、タンチョウヅルをモチーフとして作られており、タンチョウヅルが大きく翼を広げた姿をイメージされ、曲線が多用された設計が見所となっています。

こちらは博物館となってますので、外観はもちろんのこと内観も一部一般公開がされており、写真撮影も可能な場所もありますので毛綱建築を観たいと思われる方に一番おすすめの建築物です。

特に外観は、広い敷地に建てられているために大きな全貌も一望できます。
毛綱建築であると同時に博物館でもあるので、釧路と自然、アイヌの歴史についても知る事が出来るので強くおすすめ致します。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

釧路フィッシャーマンズワーフMOOは、複合商業施設と植物園が併設された建築物となっております。

毛綱建築とひと目でわかるようなポストモダンを思われる外観のデザイン、それでいて寒冷地対策などの機能もおろそかにされていないという。
市場や港、橋など他の釧路市の観光地にとても近く、一見浮いているように思えながら景観と調和しているのが流石であると言えましょう。

施設の中には有名な牡蠣やジンギスカンなど名物が揃っており、お土産屋も豊富に展開されており、毛綱建築をお手軽に観る事が出来る建築物です。

釧路には他にも

今回紹介しました以外に釧路湿原の展望資料館、道内にいくつもの毛綱建築があります。
日本各地にも毛綱毅曠が残した偉大な建築物がありますので、ご興味を持った方は調べてみると良いでしょう。

※画像はイメージです

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