森町にある北海道電力森地熱発電所の事を述べたいと思います。
函館から車で約1時間ほど北上した、茅部郡森町に北海道電力森地熱発電所があります。
このようなクリーンエネルギー施設というと、割合最近に出来た物と思われがちですが、昭和57年(1982年)月に運転を開始し、約40年にも渡って稼働を続けて25MWの発電出力を北海道の電気料金供給に貢献しているのです。
目次
発電の方法や地熱発電とは?
どのようにして発電をしているのか?といえば、地下にあるマグマが発生する熱によって加熱され、高温水蒸気となって地中から噴き出すに地下水でタービンを回転させて発電するという、それほど難しい理屈ではなくシンプルな方法です。
ただし、どこでも地熱発電ができるという訳ではなく、活火山のある地域でなければなりません。その為に有害ガスの発生や火山活動の誘発を避けて、発電所の安全性を確保する事が必要となります。
また地熱を利用できる地域は温泉地や景勝地である場合が多く、国立公園地域であることもあり、事実上、地熱発電所の設置工事を行えない場合が多いのです。候補地域の住民や国の協力を要する場合が多く、一企業の力では円滑には事が進まない事もあって、地方自治体や国が電力会社と綿密に協議して、候補地域の住民が納得できないとなりません。
森地熱発電所建設に関しては、トラブルに関するニュースも報じられておらず。長い年月にわたって発電を継続できており、非常に順調な例の一つであると感じます。
見学について
森地熱発電所は、森町の企画振興課による再生可能エネルギー施設見学ツアーで見学が可能です。
予約制となっているようですので、事前にお問わせをお願いします。
※画像はイメージです。
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