丸井今井はOIOIじゃない?!

「マルイ」と聞くと、何を思い浮かべますか?
神奈川で生まれ育った私は、まず「OIOI」を思い浮かべます。

そりゃそうです。東京や神奈川にはそこらじゅうに「OIOI」があり、若いころはほぼ「OIOI」で買い物していましたので。
しかし、道民に「マルイ」といえば「丸井さんのことね!」と100発100中言うのではないか?という百貨店があります。
それは「丸井今井」百貨店。

道外の人からすると、マルイって漢字なの?今井って何?なぜ「さん」付け?と謎だらけですよね?!
今回は、この「丸井今井」について紹介したいと思います!

目次

丸井今井とマルイ(OIOI)

では、丸井今井とマルイは何か関係があるのでしょうか?
ズバリ、まったくの別物です!

まず「OIOI」の印象的な看板のロゴとは、まったく違うので一目瞭然。
それと、本州にあるマルイと丸井今井は百貨店?デパート?と言うとおなじようなお店かと思うかもしれませんが、厳密に言うと業態が違います

マルイはいわゆる「ファッションビル」で、日本百貨店協会に加盟していません。カテゴリーはショッピングセンターです。一方、丸井今井は正真正銘、デパート・百貨店になります。

マルイは客層が若く、アパレルファッションや服飾に特化していますが、丸井今井の客層は年配の方が多く、そういう百貨店らしいリッチな客層と品揃えが多い印象。
デパートなのでマルイと違ってデパ地下もありますし、レストラン街もあります。

そのためか、道民は「丸井さん」と、必ず?!さん付けで呼ぶようです。

丸井今井とは?

では、ここで丸井今井について紹介します。

1872年(明治5年)、越後出身の実業家・今井藤七(いまいとうしち)が、札幌で雑貨商を始めました。2年後、現在の大通公園近くに「丸井今井呉服店」が開店し、1892年には函館に2号店が開店しました。
その後、 1916年(大正5年)には、北海道初の百貨店となる「今井百貨店」がオープンします。これが丸井今井の始まりです。

では、なぜ「丸井今井」という名前になったのでしょうか。
それは、明治初期には、屋号として「〇」を用いるのが一般的だったそうです。
その〇で囲むのを今井の「今」ではなく、井戸水から水が湧き出るように会社が発展していくように、という願いをこめて「井」を〇で囲ったそうです。

こうして「丸井今井」という屋号とロゴマークが誕生しました。

丸井今井の歴史

昭和に入り、1950年には「株式会社今井商店」から「株式会社丸井今井」へ会社名を変更。最盛期には道内7店舗を展開し、北海道を代表する百貨店グループに成長しました。
しかし経営不振で2009年に倒産してしまいます。同じく呉服店から百貨店へと進化した歴史をもつ、三越伊勢丹ホールディングスの傘下となりました。現在では札幌と函館の2店舗が完全子会社として運営されています。

あの「マルイ」よりも古い歴史があり、今では「丸井さん」と敬称を付けて呼ばれるほどの老舗百貨店ですが、実は過去に倒産したこともあったのですね。

おわりに〜だってだってだって!スパークリングセールなんだもん!

いかがでしょうか?丸井今井とマルイの関係、まったくありませんでしたね(汗)

私が学生や就職したての頃、マルイのスパークリングセールのCMが流れると必ず買い物に行きました!(笑)
そのくらい「マルイ」で買い物をしまくっていたので、札幌の「丸井さん」とのギャップにはとてもビックリしました。
でも、今回歴史を調べてみて、明治時代から始まっていたのか、と思うと「マルイ」とは全然違う雰囲気、高級感、マダム感なのも納得です。

今では札幌の百貨店といえば大丸や三越もありますが、目上の方への手土産や贈り物はブランドイメージからも「丸井さん」で買えば、喜ばれること間違いないな!と思います。

北海道の名産品なども充実しているので、札幌や函館にお越しの際には「丸井今井」をぜひチェックしてくださいね!

※画像はイメージです。

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