日本のプロバスケットボールリーグB.LEAGUE(Bリーグ)は今年2021-22シーズンで6年目を迎えます。Bリーグ発足時から1部リーグに属する北海道のチーム「レバンガ北海道」。ホームゲームの観客動員数はトップ3に入るほど地元の人々から支持されているクラブチームです。
レバンガ北海道とは
2011年、ホームタウン北海道札幌市に設立されたプロバスケットボールチームです。ホームアリーナは札幌市にある「北海きたえーる」運営会社は株式会社レバンガ北海道です。このレバンガ北海道を設立したのは、言わずと知れたバスケットボール界のレジェンド・折茂武彦さんです。2020年に現役を引退するまでレバンガ北海道の選手兼運営会社社長として活躍されていたことも有名です。
ちなみにですが「レバンガ北海道」のチーム名の由来は、お察しのとおりに「がんばれ」を逆さに読んだ「ればんが」からで、道民などのファンのみなさんから「がんばれ」と応援してもらえるチームでありたいという願いから付けられたそうです。
「レバンガ北海道」に限らず、北海道に関連するモノのネーミングはそのものをもじったシンプルな物が多いような気がします。
チームの歴史
現在に至るまでに様々な難関を乗り越えてきた、レバンガ北海道のチームの歴史を解説していきます。
前身はレラカムイ北海道
2016年にBリーグが発足する前のJBL(日本バスケットリーグ)に2007シーズンから参戦していた「レラカムイ北海道」が今のレバンガの前身です。レラカムイ北海道の運営会社は経営が悪化し多額の赤字を抱え運営が困難になりました。
選手給与の不払い遅配・虚偽の決算報告などを理由に2011年1月にJBLからこの運営会社が除名処分されました。
チーム消滅の危機で異例の選手兼運営会社社長が誕生
ファン有志はチーム存続の署名や募金など支援活動をしたり、JBLもチームを存続させようと新たな運営会社を探し2団体が名乗りを上げました。そんな中で東日本大震災が発生し、その影響もあって交渉は決裂してしまいます。このままではレラカムイ北海道というチームが消滅してしまう。
「バスケット界全体にとっても、北海道にチームを残さなくてはいけない。」
後に著書でこう語っている当時キャプテンを務めていた折茂武彦が「株式会社北海道バスケットボールクラブ」を設立してチームを継承することを表明します。こうして異例の選手兼運営会社社長が誕生することになったのです。
2011年8月8日に新チーム名「レバンガ北海道」が発表される
当初「レラカムイ北海道」の商標権を旧運営会社が無償譲渡に応じず揉めたことなどイメージの悪化を懸念したためか、新しいチーム名とイメージカラーが公募で決まりました。レバンガは逆さにすると「がんばれ」。北海道民から「がんばれ」と応援してもらえるクラブチームであり続けるという決意が込められています。その言葉の通り、今ではホームゲームの応援は「がんばれレバンガ!」という掛け声が定番となっています。
2016年にB.LEAGUE(Bリーグ)が発足
それまで分かれていたバスケットボールのトップリーグが1本化され新たにB.LEAGUE(Bリーグ)が発足しました。レバンガ北海道はホームアリーナの収容人数や年間売上、ユースチームの保有など1部リーグ参入の基準をクリアし、初年度からB1リーグに参入して今に至ります。
2021-22シーズンのレバンガ北海道は
選手は12名で構成されていて、昨年と同じくキャプテンは闘将・橋本竜馬選手です。そして新ヘッドコーチには、レバンガ発足時に北海道バスケットボールクラブの理事として立ち上げに大きく関わった 佐古賢一ヘッドコーチが新たに就任しました。
折茂社長の盟友であり、Mr.バスケットボールの異名を取る佐古HCとのタッグでレバンガがどう変化していくかBリーグ界でも注目されていて、レバンガブースター(ファン)もとても楽しみであります。
おわりに
いかがでしょうか?NBAでプレーする八村選手やオリンピックで日本のバスケットボールに興味を持った方も多いと思いますが、Bリーグおもしろいですよ!!
そしてレバンガのチームの歴史と折茂社長の男気・バイタリティを知り、どうしてこんなにレバンガ北海道が地元の人々から愛され応援されるのかがよくわかりますね! クラブチームは放映権やホームアリーナのチケット売上・グッズ売上などで運営されています。
折茂さんをはじめ多くの方々が苦労して残してくれたレバンガが、これからも北海道に存続してくれるように応援したいと思います!
がんばれ!レバンガ!
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