約3万年前に誕生した湖 屈斜路湖

屈斜路湖は道東の弟子屈町にある日本最大のカルデラ湖です。その大きさは約80平方キロメートル(周囲約57キロメートル)、水深は最大で125メートルだそうです。屈斜路湖の真ん中にある中島は淡水湖内では日本一大きい島で周囲12キロメートルもあります。
屈斜路火山噴火後の約3万年前に誕生した湖で、湖畔には温泉がたくさんあります。

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酸性の湖 屈斜路湖

屈斜路湖は近くにある川湯温泉から強酸性の温泉水を運ぶ湯川という川が流入してるため、屈斜路湖全体も酸性の湖になっています。江戸時代まではサケも遡上していたようですが、昭和に入り酸性が強くなり、さらに1938年に屈斜路地震が起き、湖底から硫酸塩が噴出し、魚類はほぼ全滅したそうです。
現在は放流されたニジマス、ヒメマスなどが生息し、釣り人も多数訪れています。

美幌峠

屈斜路湖は大きな湖で魅力的な観光エリアがたくさんあります。美幌峠は屈斜路湖を一望できる峠で、峠にある「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」から観られる景観はとても綺麗なので、まず立ち寄ってほしい場所です。

硫黄山

摩周湖と屈斜路湖の間には硫黄山があります。硫黄山の近くには温泉街の川湯温泉があり、その温泉の源と言われています。硫黄山の近くに行くと道路からでも硫黄の匂いが立ち込めてきます。

硫黄山自体は立ち入り禁止ですが、近くまで行くことができ、噴火口や黄色い硫黄の塊が見えます。レストハウスでは硫黄山の地熱を利用した、あつあつの温泉卵が販売されています。

砂湯

屈斜路湖周辺には野湯がいくつか点在しています。また砂浜を掘ると温泉が出てくる砂湯もあり、特に屈斜路湖の東湖畔にある砂湯が有名です。ここの砂浜を掘るとあったかい温泉が湧き出てきます。
砂湯の周辺は温泉熱で暖かいため、冬でも凍ることはなく、渡り鳥のオオハクチョウなどが群れで休息するそうです。

まとめ

屈斜路湖周辺には、秋から冬に雲海が観られる津別峠や、山登りで屈斜路湖を見渡せる藻琴山など景観が素晴らしい場所がいくつかあります。霧で有名な摩周湖も屈斜路湖から遠くありません。近くに川湯温泉もあるので宿泊して楽しむのも良いと思います。

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