本当に札幌?札幌市民おすすめ!石山緑地

まるで異国の古代遺跡に迷い込んでしまったかのような美しい公園が札幌市内に存在します。
それは札幌市南区にある「石山緑地」。札幌中心地からは車で約30分、人気の温泉地である定山渓温泉からも車で30分ほどで行ける場所にあります。

札幌市の「さっぽろ・ふるさと文化百選」や「第1回さっぽろ景観総選挙」など、札幌市民の投票や公募でこの石山緑地が選ばれています。
今回は、石山緑地について紹介します!

目次

石山緑地とは遺跡?公園?

石山緑地は、敷地面積11.8ヘクタール、東京ドーム約2.5個分の広大な公園です。現在は公園になっていますが、元は採石場でした。明治中期〜後期、札幌の開拓時代に多くの建築物を建てるため、ここ石山軟石採掘場の札幌軟石が利用されました。後にコンクリートの普及により札幌軟石は次第に利用されなくなり採掘場跡地だけが残りました。

採掘場跡地を公園に再生させようと動いたのが、道内在住の彫刻家たちでした。この造形集団・CINQ(サンク)が設計から関わり、構想・着工から4年の時を経て1996年(平成8年)に石山緑地として開園しました。

採掘跡を活かしたアーティスティックな空間

「石山」という地名の通り、明治初期からこの地では採石がされていたそうです。
古くから採石されてきた切り立った断崖は、CINQの5人の彫刻家や建築家・施工者・行政の混合チームによってアーティスティックな公園へと生まれ変わりました。

公園内は北ブロックと南ブロックに分かれ、北ブロックは展望テラス・硬式テニスコートなど人々が憩う空間に。南ブロックは岩肌が露出したダイナミックな採掘跡を背景にアート作品が展示されています。

まるで異世界に迷い込んでしまったかのような南ブロックの「ネガティブマウンド」。断崖に囲まれたまるで石の迷路のような舞台のような空間で、本当にここは札幌なの?と不思議な気持ちになってしまう空間です。

また「午後の丘」では直角に切り取られた岩の壁に囲まれ、展示されているスプリンクルキューブがダイナミック!アートの世界に迷い込んでしまったかのような、ここでしか感じられない世界が広がっています。

園内のいたる所、フェンスに至るまで、作家によるデザインが施され公園全体がアートスペースになっています。

幻想的な美しさ!キャンドルナイト

この不思議な世界が広がる石山緑地では、年に1回「キャンドルナイト」というとても素敵なイベントが開催されます。

2011年の東日本大震災復興支援を目的として、オリジナルキャンドルを製作して販売。その売り上げを寄付する「いしやまキャンドルプロジェクト」という活動の一環としてキャンドルナイトが開催されるのです。ネガティブマウンドの石段にキャンドルが灯り、今までに見たことのない異世界のような風景です。

札幌市民がおすすめするのも納得の公園

いかがでしょうか?
ちょっと札幌とは思えないような美しい風景と、その札幌の開墾の歴史が感じられる大変貴重な場所だと思います。
地元札幌市民がおすすめする石山緑地へぜひお出かけくださいね!

※画像はイメージです。

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