帯広のご当地グルメ「インデアンカレー」を考察してみました

みなさんは、北海道帯広市のご当地グルメ『インデアンカレー』をご存知でしょうか?
帯広の豚丼に並ぶ名物になり、家庭的で誰にでも好まれる味で食べやすいのが特徴です。

また、ワンコインで食べられるリーズナブルなところも人気の理由です。
それではインデアンカレーを考察していきますね。

インデアンカレーのヒストリー

帯広市民なら一度は食べたことがある有名カレー店「インデアン」。
帯広近郊に12店舗が営業しています。

帯広を中心に道東だけにあるのには、地域で一番の店づくりをしたいという思いからきています。
函館にだけある「ラッキーピエロ」と似た営業方針です。

運営しているのは藤森商会という会社で、インデアンカレーは藤森食堂の新たな事業展開として、3代目社長がカレー専門店を考案します。
2年の準備期間に全国のカレー店を食べ歩いて、独自のレシピを生み出し1968年に開店しました。
インドカレーをベースに、お店のイラストもターバンを巻いたインド人なので「インデアン」という名前になったそうです。
コンセプトは「1番は妻や母の料理」で、「帯広で2番目においしいお店」としていて、家庭的でホッとするような味を目指しています。

藤森商会は、インデアンの他にも「ふじもり」という和洋食レストランも展開しており、どちらも帯広駅前にあって立ち寄りやすいお店です。

大阪のインデアンのパクリ?

大阪にも同じく「インデアン」というカレー店があり、イラストもインド人でそっくりです。
ですが、大阪のインデアンとは全く関係ない別のお店のようです。

なぜ同じようなお店になったかというと、インデアンのオーナーが大阪のインデアンカレーを食べて、あまりの美味しさに自分のお店でもカレーを作ってみたいと一念発起。
インド人のマークを似たものにして、名前もそのままインデアンとしたようです。

ならば味も似たようなものなのでは?と思いがちですが、名前は同じでも全く違います。
帯広のインデアンは、少しトロみが強く、少し和風な感じの独特のコクがあり辛さが控えめ。あえて言えば家庭で作ったお母さんカレーのようなイメージ。
それに対して大阪のインデアンは、最初は甘くさえ感じるのですが後から辛さがじわっとくる辛さ、にんにくの風味が強くパンチのある味ですね。

それぞれに特徴のある、地域の人たちの舌に合う、親しみのあるものにしたいという思いが伝わってきます。

ちなみにですが、金沢にも「インデアンカレー」があるようで、カレー店としてイメージしやすい名前なのかもしれませんね。

アパッチカレーとインデアン

さて帯広の有名カレー店といえば、他にも人気を二分してしまうほどのカレー店「アパッチカレー」があるのはご存知でしょうか?
このお店は、インデアンと対抗してと思われがちですが、そうでな無いようです。

そもそも、インデアンは英語でインド人の意味です。
アパッチは、アパッチ族というアメリカインデアンがいて、特徴が「勇猛果敢&神出鬼没」。
その精神にあやかるカレーという意味で「アパッチカレー」と名付けらたそうです。

アパッチカレーのルーはインデアンルーと違いサラサラとしているのが特徴、またメニューの種類がとても多く、ネーミングも面白いものがあり楽しいです。
こちらもまたならでの旨さがあるので、人気を二分してしまうのもうなずけます。

インデアンの特徴

さて、話を戻して「インデアン」カレーの特徴を解説します。
一番人気のインデアンルーを使ったカレーで462円(税込)で、ワンコインランチにもってこいのリーズナブルな値段ですね。

辛さは、5段階(普通、中辛、辛口、大辛、極辛)あります。
個人的な感想では、中辛ぐらいが普通の辛口に感じます。カウンターには辛さ追加ができるホットオイルもあるので調整用に。

ルーは3種類(インデアン、ベーシック、野菜)ありそれぞれに特徴があります。
・インデアン=牛肉が多く使われ、辛さひかえめの味わい。お店一番人気のルー。
・ベーシック=玉ねぎがメインのルー。甘みと旨みがあるあっさり味。
・野菜=玉ねぎ、にんじん、じゃがいもが入ったルー。家庭的な味わいが楽しめる。

私のお気に入りは「インデアン」の辛口。「ベーシック」「野菜」も美味しいのですが、肉の多さと「これぞ!」といった味わいで、帯広だ!って思えます。

また、面白い特徴として持参した鍋に、ルーを入れてもらい持ち帰ることができます。
持ち帰り容器も用意していますが、自分の鍋に入れてもらうことのステータスを感じてしまうのが不思議です。

イベント、会合など50名以上ならカレー鍋ごと届けてくれるということもしています。
大人数でインデアンカレーを食べているところを想像すると、地域になくてはならないグルメなんですね。

なんでポスター?

インデアンの店内には、ハリウッドスターのポスターがところせましと飾られています。
他の店にはない変わったインテリアにしたいと思った社長が、趣味である洋画鑑賞からはってみたのがきっかけと言われています。
インデアン各店がオープンした年代に合わせた、映画や俳優のポスターにしているそうです。

カレー屋に映画俳優のポスターとは、なかなか思いつかない発想です。
仲間やグループでいくと、あの映画みたね!懐かしい!など盛り上がったりしますが、うんちくが長いとウザがられたり、年代がバレたりしますのでご注意を。

最後に

帯広と言えば豚丼かインデアンカレーと言われるほどの名物です。
旅行などで行く機会があれば、是非とも食べにいってみてください。

他にも札幌には「みよしの」という名物カレー屋がありますが、帯広には「みよし」のはなく「インデアン」がある。
それぞれの地域の色を出ていて、帯広ならではのグルメとして根付いたんですね。

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