ご祝儀なし?!北海道の結婚式のあれこれ

冠婚葬祭は、地域ごとの特色が強くでますよね。北海道の結婚式にも、他の地域の人からすると驚くべき特色があります。
それはズバリ、ご祝儀がないのです。

結婚式があれば、まず、ご祝儀袋を買おう!とか、ピン札用意しなければ!とか、特に会社の関係者内のバランスでご祝儀いくらにする?という悩みとか、そういうのがないのです!!

体験談を交えて、北海道の結婚式で驚いた事を紹介します!

目次

なぜ北海道の結婚式にはご祝儀がないのか?

北海道は元々開拓地で、本州の様々な地域の人々が移民として集まり、冠婚葬祭などに伝統的な風習がなかった。
新郎新婦のために、発起人がみんなを集め会費を持ち寄って、お祝いしていたことにルーツがあるようです。

そのため、現在は普通の結婚式のように新郎新婦が出席してほしい人を招待しますが、出席者は会費を払って出席する風習が残っています。

会費はどうやって払うの?

私も何回か出席したことがありますが、着ていくものや会費をどうやって持っていくのかなど、迷いますよね(汗)

北海道の会費制の結婚式では、まず受付で会費を払います。その時には、お財布から直接出してOK!ご祝儀袋は必要ありません。お札がピン札でなくてもOK!そして、領収書を受け取ります。ただ、大人のマナーとして、ぐちゃぐちゃのお札よりはキレイめのお札で、おつりが出ないよう準備していきたいですね。
本州から移住した私はとしてはなんだか事務的で、結婚式というよりは、なにかのイベントに来たようなそんな感じがします。

招待状には、「会費制のためご祝儀は準備しなくていいですよ」という旨が書いてありますが、ご祝儀を渡したい!という場合はもちろん渡してもOK!
この場合はご祝儀袋に入れ、誰が渡したかわかるようにします。

ご祝儀は当日、受付に預けてもいいですが、結婚式当日はバタバタすることも多いので、事前か後日落ち着いてから渡す方がスマートかもしれないですね。

会費制結婚式に出席する場合の服装は?

気になるのが服装・・・これは、いつもの結婚式と同じです。
会費制というと、二次会のような感覚になってしまうかもしれませんが、二次会ではないので通常の結婚式に出る服装で出席します。

それと北海道の結婚式って冬はどうする?!と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。
雪が降る時期は交通機関が止まる可能性も多いので、式を挙げる人は少なくほぼ無いと思っていいでしょう。

季節はやはり6〜7月頃が多いようです。ただ7月でも朝晩は肌寒いことがあるので、特に女性は羽織るものがあるといいでしょう。

会費制結婚式のメリット・デメリットとは?!

結婚式は新郎新婦のお祝いが目的なので、メリット・デメリットとは少し違うかもしれませんが、普通の結婚式と違う点がいくつかあります。

まずメリットとしては誰でも同じ金額で出席できますので、ご祝儀の金額を考える必要がないことです。

通常だと、年上とか年下とか関係性によって悩むこともたまにありますが、示された額を準備していけばよいのでとても楽です。会費の相場はだいたい1万5千円〜2万円です。
通常のご祝儀だと最低でも3万円、場合によっては5万円以上になることもあるので、かなりお得感がありますね。

その代わりと言ってはなんですが、デメリットは、あのいつも大きな紙袋でもらう引き出物がなく、お菓子やカタログギフトなど簡単なお返し1品のみとなります。
引き出物なくてよくない?と思っていた私のような人には、逆にいいです!(笑)

子供の頃や若いころは楽しみでしたが、歳を重ね何回も結婚式に出るようになると、新郎新婦の名前が入ったお酒とか、二人の顔が描かれたバームクーヘンとか・・・そんなにいらないかな(笑)と思うようになりました。

なので、まるで引き出物代の分を割引してくれているかのようなお得感を感じます!

他にもビックリ?!ポイント!

会費制が一般的というのが一番のビックリポイントではありますが、他にもビックリポイントがいくつかあります。

まず、席次ですが親族が最前列になります!これはけっこうビックリですね!
通常は、新郎新婦両家が主催者になるので末席になりますが、親族も会費を払って出席する側になります。ですから、席次表は家族にも「様」がついています。
ただ最近では、親族は末席にという方も増えているそうです。

あとは、二次会開催についても違いがあります。
二次会というと、事前に出欠をとっていることが多いと思いますが、北海道では引き菓子や引出物の中に二次会の案内が入っています。
基本的には全員に案内を渡して、それを見て行きたい人が行くようになっています。

北海道の結婚式は「来てほしい人を招待して、来れる人にお祝いに来てもらう」という気持ちが根本にあります。なので、二次会もみんなを招待して、来れる人は来てください、というスタイルだそうです。

また一般的な招待制の結婚式では、遠方のゲストにお車代を渡すことが多いと思いますが、北海道の結婚式では、お車代は基本的に出さなくても良いとされています。
招待制とは違いご祝儀代の負担が少ないためでは、と言われています。

ただ、まったくお車代を出さないという訳ではなく、本州から出席してくれる方や同じ道内でも場所によってはとても遠い場合もありますので、交通費や宿泊費がかかることも多いのです。
その場合には、普通にお車代を渡すカップルもいますが、北海道独特なのは「当日の会費はいただきませんので・・・」と、事前に会費をもらわないことをお知らせしておくことが多いようです。

おわりに〜北海道の結婚式はとてもいい!~

北海道の結婚式に参列したことはありますか?
北海道の結婚式、とってもよくないですか?私はとってもいいと思います。

「来てほしい人を招待して、来れる人にお祝いに来てもらう」というのが、道民性を表している気がするし、合理的でもあると思います。

ちなみに私自身は北海道で結婚式をやらず、家族だけでリゾートウエディングをしました。
当時は自分たちも東京に住んでいて、北海道に住む親族や友達など参列してくれる方のことを考えるとどこで結婚式をしたらいいんだろう?と悩んだ結果でしたが、あのときもし北海道で結婚式をしていたら、どうだっただろう?と今回思いました。

道外から参列してくれる人は、旅費がかかって申し訳なさはありますが、せっかくの結婚式だから旅行気分で楽しもう!とみんな思ってくれたかもしれないなと、今では思います。

リゾートウエディングはとっても良かったですが、北海道で結婚式をしなかった事が、なんだか少しもったいない気がしてきました!(笑)
いずれにせよ、どこで開催される結婚式でも、参列する側はお祝いの気持ちいっぱいで参列したいですね!

※画像はイメージです。

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