北海道でのアウトドア!危機管理は重要ですよ!!

子供が小学校の高学年の頃から夫は北海道に単身赴任していて、長期休暇になれば子供を連れて合流し、たくさん北の大地を回りました。

有名な山から軽い感じの登山まで、いろいろな山も登りましたが、同じく子連れの北海道外からと思しきファミリーには驚かされることが沢山あったのです。
しかもそれは危険に直結するようなことばかりでした・・・実際の体験を元に、北海道でアウトドアを楽しむための危機管理を考えてほしいと思いこの記事を書きました。

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夏の北海道の天気は読みにくい!

北海道は真夏でもファストファッションの店にフリースやハイネックの服が並んでいます。その日30度を超えていても、翌日お天気が悪くなったら、都内の3月に相当するような気温にガツンと落ちることもあるからです。

そして山などの標高の高いところはもっと過酷で、簡単なトレッキングと思っても重ね着できるような装備やカイロは必須です。
服装や装備に関しては、事前に調べたことや、北海道でのアウトドア経験の長い夫の同僚が教えてくれたことを参考にしていますが、足りないかなと思うことはあっても過剰な備えと思ったことは殆どありません。

さらに子供を連れていくとなると、季節や山に登る時間帯も考慮して、自分と子どもの体温調整、荷物の量や重さ、いろいろな工夫が必要となります。
しかし観光シーズンになると、驚くような軽装のファミリーが周囲にあふれているのは事実です。

Tシャツ一枚で?!

大雪山層雲峡に黒岳は、初心者向けともいわれる山ですが、それなりに難所もあって、「クマ出没注意!」の看板もあるほどです。 頂上まで上がると脂肪燃焼したという感じの汗をかいています。
ここは途中までロープウェイがあって、見晴らしがよい高さまで簡単に上ることができます。しかし、一気にそれだけ上がるとさすがに晴れていても涼しい高さです。

そこにTシャツ一枚、ハーフパンツの子供たちを連れてくる親御さんたちも少なくありません。
虫もいるし、紫外線は北海道特有のひりひりするような乾いた強さです。我が家は長袖長ズボン、帽子とタオルで備えていましたが、Tシャツではまず基本的に寒かったろうなと思いました。

山を上に上がっていくと、子供が泣いている声が。 何事かと思ったら、大きな岩もある登山道を『裸足でクロックス』で上がろうとしているファミリーが・・・。
小さな女の子のピンクのクロックスも足も泥だらけ。どうも「疲れた、登れない」と泣き出したようで、親もイライラし始めているようでしたが、ちょっとそこまで散歩という風情でこんなところまで来てしまうのは如何なものかと驚かされました。

事故はすぐ隣にある

黒岳でのこの一連の流れが強烈に残っているだけで、他にも似たようなことが海でも山でもありました。 大人でも遭難する可能性のある場所に子供を連れて無防備に入っていく、アウトドアがブームの今ではもっとそういう人は多いかもしれません。

ガイドブックやネットの口コミを少し調べたら、そしてほんの少し想像力を膨らめたら予想できそうなものだろう・・・と思いましたが、必ずしもすべての人がそうではないのだということを実感しました。

事故はすぐそこに転がっている可能性があります。 もしクロックスで足を滑らせたら、もし低体温になったら、子供だけではなく大人でも動けなくなる可能性は高いのです。 せっかくの休日を楽しむのであれば、ほんのちょっとでも良いからその場所についてを調べてみて欲しいのです。

殆どの人がスマホを持っていて、海岸線でも山の中でもブラインドエリアはかなり減ってきているはずです。そして無事に楽しい思い出を持ち帰って頂きたい。 子連れでさまざまなところを楽しんだおばちゃんとしては、そんな場所で哀しいことが起こってほしくないのです。

※画像はイメージです。

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