美しい夜景を臨む「函館山」の知られざる過去

函館といえば、夜景を想起する方も多いのではないでしょうか?そして、その夜景が函館山からの景色だということは有名ですね。
しかし、函館山にこんな歴史があることはご存知でしょうか?

函館山の知られざる歴史

1895年の日清戦争終結後、日本とロシアは緊張状態になりました。そこで、南下政策をとるロシアから函館港を防衛することを目的として、函館山全体に砲台や発電所、そして観測所などの施設が1905年までに建設されることとなり、函館要塞が完成したのです。

軍事施設である要塞は国家機密であるため、そのとき地図から函館山は削除されるとともに、一般人の立ち入りが禁止されました。それから太平洋戦争終結後、約50年の時を経て、再び函館山は一般に開放されました。

今でも見学できる函館要塞の跡

なんと現在でもその時の要塞跡を見ることができるんです。
御殿山第一砲台、御殿山第二砲台、千畳敷砲台、薬師山砲台、立待堡塁の5箇所が実際に今でも見学できるので、ふもとから登山してみるのも良いですね。

また以前立ち入りが厳しく制限されていたおかげで自然が守られており、2001年には「函館山と砲台跡」として北海道遺産にも選ばれています。

函館山の砲台跡

今の函館山を楽しもう

歴史的な魅力もさることながら、函館山の魅力といえば、やはり頂上からの夜景です。
334mの高さからの函館の街並みは、イタリア・ナポリのポジリポの丘、香港のビクトリアピークと並んで世界三大夜景に数えられています。

函館湾を縁取るように伸びる光、函館の街からの鮮やかな光は、とても美しい夜景を魅せてくれます。

函館山にのぼろう

函館山の山頂まで登るには、自家用車、バス、タクシー、登山、ロープウェイなど様々な方法があります。その中でもおすすめは、ロープウェイです。車を使うときは渋滞の恐れや交通規制に気を付ける必要があり、登山の場合は1時間ほどの所要時間がかかるからです。

それに、ロープウェイに乗っている間にも、近づいてくる函館山の臨場感や遠ざかっていく街並みの壮大さが味わえるので、一見の価値ありですよ。早めに山頂へ登り、日没からトワイライト、そして夜景をじっくりと堪能するのがおすすめです。

函館山には魅力がいっぱい

函館山からの景色は海、街、山が広がって360°楽しめます。特に夜景は、函館湾を形どるような光や漁火が目の前いっぱいに広がって圧巻の風景を楽しむことができます。

ロープウェイから色々な角度の景色を楽しむもよし、登山を楽しんで歴史を辿るもよし、皆さんも函館山を満喫してみてはいかがでしょうか。