「大雪山系に天人峡というちょっと秘境的な場所があって、そこにある羽衣の滝がとても美しい」と聞いたのをキッカケで、天人峡温泉に行った時のお話。
10月下旬で紅葉がきれいだろうと思っていたのですが、なんと雪の天人峡となったのでした。
天人峡への道のりは、旭川市から東川町方面、忠別川沿いに旭岳方面の山手に入っていき、途中で旭岳方面に左折せず、真っ直ぐ山に向かって車を走らせます。道路は一本道なので比較的に運転はしやすいです。
大雪旭岳源水公園に立ち寄る
ちなみに旭岳方面との分かれ道を左折し、少しだけ旭岳の方向に入ったところに「大雪旭岳源水公園」があります。
自然を感じながら穏やかな気持ちにさせてくれるところなので、ちょっと立ち寄るのもいいかもしれないですよ。
森の神様と呼ばれる木
さて、旭岳と天人峡方面の分かれ道を少し進むと右手に「森の神様」と言われる巨木(老木)あり、木々が繁る中高く伸びているわけではないですが、一際存在感のある木と出会うことができます。
森の中で長い年月を通して、どんな歴史をこの木は見てきたのだろうかと想いを馳せるのでした。
七福岩
再度道路を登っていくように森の中をしばらく走らせていくと、左手に大きな岩肌が現れます。垂直にむき出した岩の様子が、デコボコしていて人が並んで立っているかのようにも見え、圧倒的です。
ここまでくれば天人峡はすぐそこで温泉宿も見えてきます。
私が行ったのはコロナ禍前で、数件のホテルがあったのですが現在は1軒のみになったとのことです。
車で行ける道はほぼこの辺りまでの行き止まりです。
天人峡目的以外の人はほぼやってこないであろうところなので、とても静かなところです。
川の音、風の音、鳥の声・・・すっぽり自然に身を任すにはとてもいいところです。
温泉地あたりに車を止めて、あとは徒歩でトレッキング風な散策を楽しむことになります。
少し山の方へ足を運んでいくと面白い岩が現れます。
見返り岩
天人峡温泉らか見てやや右前方の山からニョキッと出ている岩があります。
天人峡の由来となっている「天女」が、天に帰る前にその岩のところで振り返ったとか、そしてきていた美しい羽衣をそこに引っ掛けたとか言った話が残っているようです。
そんな情景を思い浮かべながら突き出た岩を見上げると、天女が見えるかのような気になったりもするのでした。
羽衣の滝
訪れた時、数年前から散策路が崩れていてごく最近まで見ることができなかったようですが、私も見れていません。
天人峡温泉の地から少し歩く必要はありますが。大雪山系の静かな自然の中にある美しい「羽衣の滝」を一度じっくり味わいたいものです。
とても残念でしたがいつの日かリベンジしに行きたいと思う天人峡です。
※画像はイメージです。
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