福住開拓記念館

札幌地下鉄東豊線福住駅で下車。イトーヨーカドー1階の中央通出入口(店員さんに聞くならハート広場口)を出て右。福住中央通の軽い上り坂をぶらぶら。羊ヶ丘通との交差点手前右側に宗忠鳥居を配した福住厳島神社が見えます。
まずは厳島神社にご参拝。

神社の右側に「福住まちづくりセンター」の建物がありこの建物に併設されて「福住開拓記念館」があります。

福住開拓記念館は常時施錠されていますのでまちづくりセンター受付で見学依頼してください。
記念館入口で待っていると記念館に明かりが点いて福住開拓記念館はオープンとなります。
開館は平日のみで8:45-17:15

「福住開拓記念館」のご案内です。

展示室の左側は福住に残る数少ない戦争の痕跡や遺物が展示されています。続いて北海道内どこの博物館にもある農機具とリンゴ栽培資料を中心とした質素な展示物が並んでいます。6〜70年程前に実際に使われていた農機具をそのまま持ってきましたと言った感じです。しかしこの実際に使われていた物がこの記念館にしかない展示品なのです。

次へに進みます。ここも全道各地で展示されている古い茶の間が移築されていて炉が切られています。

茶の間の横には可愛い馬の展示物と言っても剥製ではなくファイバーグラス製のどさんこ馬。見学に来た子供達が触っているので妙にぴかぴか光っています。

さてこの馬が引いている物が他の博物館などには絶対に展示されない代物で『こやし』を入れた木製の肥し箱。勿論本物です。
こやしと言っても分からない人が多くなりましたので簡単に説明すると漢字で「肥し」昔は畑の肥料として使っていました。
肥しは化学肥料ではありません。ぼっとんトイレの「うんち」と「おしっこ」糞尿です。

前に書きましたとおりここの展示物は昭和40年頃まで、ほんの60年程前まで実際に使っていた物と言う事です。大丈夫です匂いも汚くも感じません。

江戸時代の話ですが肥しは樽一杯あたり25文が相場だったようですので現代の貨幣価値で1文を20円と考えて樽を4斗樽72ℓ。展示されている人糞箱が540ℓと書いてありますから約150円位でしょうか。4斗樽はお正月などで鏡開きに使う樽の大きさです。

僅か60年前に札幌市内で集めた糞尿を札幌ドームに向かう車の多い国道36号線を利用してここ福住まで「こやし」を運んでいたのどかな風景を思い浮かべながらご覧になって下さい。

おまけ

厳島神社の鳥居横に「力石」が有ります。昔力持ちが自分の力を誇示するのに使ったものの様です。
力石には二十八貫と掘られていますから105㎏。特に土台に固定してある様子はないので怪我しないように持ち上げて見てはいかが。

福住開拓記念館の施設情報

住所:札幌市豊平区福住1条4丁目13−17 福住まちづくりセンター
公開時間:8時45分~17時15分
休館日:土・日・祝(9/15除)・年末年始
入館料:無料