道南トロッコに乗ってみよう!

かつて道南には函館駅を出発し、木古内駅で松前線と分岐するかたちで江差町の江差駅まで向かっていたJR江差線という路線がありました。
その後の利用客の少なさから1988年に松前線は廃止され、それから26年後の2014年に同様の理由で江差線の木古内~江差間は廃止となりました。
しかしその廃止区間の一部の線路が残り、そこで保線用トロッコの運転体験が出来るスポットがあります、それが道南トロッコ鉄道です。

目次

道南トロッコとは?

2014年5月に廃止となったJR江差線の線路を活用するかたちで、江差線の旧渡島鶴岡駅跡地にオープンしたトロッコ(保線自転車)体験施設です。
町内の地域団体によって運営されているスポットで、スタッフが動かす動力アシスト付きのトロッコに押される形で上り坂の往路(約1.5km)を進み、帰りの下り坂を乗客自身の足漕ぎで戻ってくることになります。
以前は鉄道が走っていた線路を走るトロッコを自身の足で動かすことができ、振動や音など実際に鉄道に乗っているかのような雰囲気を味わうことができます。

おすすめのポイント

注目してほしいのは、龍雲山禅燈寺という地元のお寺の境内を通過する区間です。
実際のJR江差線もこのお寺の境内を横切る形で運行されていたという珍しい区間で、その当時の不思議な感覚を自分で運転しながら経験することが出来ます。

往復の拠点となる駅は木古内町の公式マスコットキャラクターであるキーコにちなんで「キーコの郷」と名付けられており、また各所にキーコをモチーフにしたユニークな標識もあります。
また近隣には閉校となった小学校の校舎を利用した木古内町郷土資料館「いかりん館」があり、そこで同町の歴史を学ぶこともできます。

アクセス

道南いさりび鉄道・北海道新幹線の木古内駅から路線バス、もしくは徒歩でのアクセスとなりますが、徒歩の場合は約30分ほどかかるので、事前に路線バスの時間を確認した上で訪れることをおすすめします。
新幹線でのアクセスも可能ですが、営業時間内に到着できる新幹線は1日2本しかないため注意が必要です。

その他の注意点として繁忙期を除いて土日祝日のみの運行であること、雪の降る季節は運行できないため基本的に4月下旬~11月上旬のみの営業であることが挙げられます、営業期間についてはホームページにて毎年発表されます。

※アイキャッチはイメージです。

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