出会い!発見!北海道!

北海道は、関東に住む私にとって、遠いようでいて、実は身近な場所だったりします。東京には北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」があり、つい立ち寄ってはおいしいものをカゴで購入してしまい、どこかの百貨店で北海道物産展が開催されれば、ついつい足を運んでしまうからです。仕方ありませんね、だって北海道は誰にとっても魅惑的な場所なのですから。北海道と名がついてしまったら最後、その誘惑には抗えません。

さて今回は、そんな私が初めて北海道の地を踏みしめた時に遭遇し発見した北海道の魅力について語ります。ただ、すべてコロナ禍以前の出来事のため、現在とは異なっている部分もあるかもしれません……しかしながら思い出は消えず、たとえ変わっても変わらない北海道の良さをお伝えできればと思います。

その1.キャラとの出会い

観光する場所が多々ある北海道。まずはここ、さっぽろテレビ塔をご紹介。東京には東京タワーとスカイツリーが鎮座していますが、北海道はこちら、札幌市街地の中心にある大通公園の東端に立つ、札幌市のランドマークタワーです。行った時にはあいにくの天気だったのですが、どんな天候でも分かりやすく堂々としていて助かりました。

さっぽろテレビ塔には、「テレビ父さん」という非公式キャラクターがおり、いつもにこにこ、なんともいえない笑顔で存在。非公式ですが、さっぽろテレビ塔の公式サイトから特集ページに飛べます。非公式ですが公式サイトに紐づいているというおおらかさ。懐の大きさは、さすが北海道はでっかいどう、ですね。

テレビ父さんの情報はこちらから

テレビ父さんには会えませんでしたが、広々とした空間をのんびり散歩していた時、遭遇したのです。普通に街を歩いている謎のキャラクターに! 北海道で初めて出会ったご当地ゆるキャラ(!?)の登場に、私は一人盛り上がりました。

でも、ああ、すたすたと行ってしまう。急がなければ、と焦ります。もたもたと鞄からカメラを出して構えた瞬間、そのキャラクターはなんと……

くるりと振り返って静止。カメラ目線でポーズまでつけてくれたのです。このサービス精神、いや、優しさにトキメキました。やっぱりさすが北海道! もう一度言います、北海道はでっかいどう、です。以前から実際に行った時に使ってみたかったフレーズでした。

あとで調べたところによると、この子は、HTB(北海道テレビ放送)の「onちゃん」というマスコットキャラクター。開局30周年を記念して誕生した子だといいます。

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笑顔溢れるonちゃんに会えた日は、つられて笑顔になれそうですね。

その2.重要文化財との出会い

さて次は、赤れんがの宮殿!? を思わせる建物をご紹介。誰かの邸宅? 美術館? いえいえ実はこちら、北海道庁赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)。敷地内に入って、緑豊かな前庭を散策することができるのです。

1888年に建築され、国の重要文化財にも指定されている本建物は現在(2021年1月時点)リニューアル工事のため、一部閉館しています。改修後は、歴史文化、観光情報発信拠点として生まれ変わる予定とのこと。古き良きものと新しい息吹が融合した空間になりそうです。とても楽しみですね。

赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)の紹介ページ

歴史ある北海道は、歴史的な観光名所が多くあります。知らない人はいないかもしれない有名なこちらにももちろん足を運びました。

1878年に建設された、日本最古の時計塔で、こちらも国の重要文化財に指定されています。私にとっては北海道といって最初に思い浮かべるイメージが、この時計台です。あらゆる観光ガイドでも、サイトでも、この建物が必ずと言っていいほどお勧めスポットとして掲載されているため、北海道のシンボルと感じていました。

しかし、日本のがっかり名所とも呼ばれているという話も。そんな失礼な、と思いつつも、実際に見るのを楽しみにしていました。そしていざ、その場所へ……すると、ちょっとした混乱が起こりました。

うろうろ。きょろきょろ。おかしいな、この辺のはずなのに……えっ、あれ? あ、あれだ!

告白します。建物に気づかず、一度目の前を通り過ぎてしまいました。時計台に謝ります。すみません、想像していたよりも意外と小柄だったため、気づくのに時間がかかってしまいました。意外と小さい、もしかして、これががっかりの理由でしょうか。周囲のビルに埋もれそうにそっと建つこの姿が理由なのでしょうか。

私はむしろ、感動すら覚えました。なぜなら、どの写真を見ても、立派に大きく、荘厳さすら感じさせる風景として撮影されているからです。どの写真にも、限りあるポジションを狙って、限りない愛情を注いで撮影されたのを感じるからです。愛されているんですね、時計台。じわじわと感動が広がった私は、全体を写そうとじりじり下がり、カメラを構えます。

しかし見学者が多く、入り口で記念写真を撮る人も多いため、いつまでたっても人が減らず、建物だけで写したいのに、なかなかシャッターが押せませんでした。でも仕方ありません。人が多いのは時計台が愛されている証拠なのですから。

札幌時計台の情報はこちらから

その3.どこまでも出会い

北海道には、街中の楽しい見どころも満載です。

JR札幌駅南口には、日本で唯一だというメモリアルポストを見つけました。郵政事業庁発足と丸型ポスト生誕100年を記念してお客さんの投票によってデザイン決定し、2001年に設置された特殊ポストとのこと。こういう限定ものには弱いですね。パシャリ。

北海道がでっかいどうだからといって、大きな観光名所ばかりに気を取られてはいけません。今度は、普通の自動販売機でも見つけてしまいました。……もしかして、あまり新鮮ではありませんか? それは羨ましい。北海道が身近な証拠です。私のような旅行者は、恥ずかしながら知りませんでした。

一瞬JR東日本のSuica(スイカ)と見間違えてしまうところでしたが、このKitaka(キタカ)はJR北海道旅客鉄道株式会社のICカード。

kitacaの情報はこちらから

キャラクターはペンギンではなく、エゾモモンガだそうです。これもある種限定ものですね。日常の風景ですが、このように身近なところにも楽しい発見がある、それも北海道の魅力の一つです。

語りたいことはまだまだありますが、最後に空港で見つけた、北海道愛に溢れたハローキティ(イクラまみれ)写真と……

お土産に購入したご当地キューピーを大公開。ご当地キューピーは全国どこにでもありますが、特に北海道は種類が多く、どれを購入しようか迷いました。そして選んだのは、愛すべき「テレビ父さんキューピー」と、「ひぐまリアルキューピー」です。

ひぐまの方は、なんと被れてしまうというおちゃめ仕様です。
なりきりキューピーといった感じでしょうか。可愛いのに妙にリアルです。細部にまでこだわる愛を感じます。

有名な観光名所にも、何気ない街中にも、お土産ひとつにしても、北海道にはたくさんの嬉しい発見と楽しい出会いがあります。もしかしたら、以前行った北海道と、これからの北海道は違うかもしれません。でも、たくさんの時代を経て、変わるもの、変わらないもの、そのどれもが北海道という魅力に繋がるのだと思います。これまでの北海道を知って、これからの北海道を楽しみにするのもまた一興です。未来は、北海道を愛するすべての私たちで作っていきましょう。

佐藤ユンコ
言葉ひとつで日常が明るくなったり、気持ちが晴れやかになったりします。読んだ人が楽しくなるような文章を心がけて、日々書いています。エッセイや書評、小説などを載せていますので、よかったら覗いてみてください。
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