北海道のキャベツは超巨大?!

みなさんは、北海道で超巨大なキャベツを見かけたことはありませんか?
例えば、北海道の道の駅や野菜の直売所、スーパーなど、収穫時期になると出現するのです。

初めて見ると
「飾り?本物?!」
「北海道のキャベツって全部こんなに大きいの?!」
と、かなり驚く大きさです。

今回は、この超巨大なキャベツについて紹介します!

目次

正体は札幌大球?

この超巨大なキャベツは「札幌大球(サッポロタイキュウ)」という、札幌の伝統野菜で、サイズは直径50㎝ほど、重さは10㎏〜12㎏です。
普通のキャベツと比べると、直径は2〜3倍、重さは10倍くらいあります。

明治時代、札幌大球冬は冬の保存食として開発されました。アメリカから輸入された数種類のキャベツの掛け合わせ、栽培方法の工夫により、明治の終わりごろ札幌大球が誕生します。

雪に覆われる札幌でキャベツは貴重なビタミン源。冬に貯蔵する際、外側が凍ったり傷んだりしても、札幌大球なら食べられる部分が多く残ります。

収穫時期は10月下旬〜11月初旬頃のわずか2週間〜3週間程度しかありません。栽培日数は、普通のキャベツが60日〜90日に対し札幌大球は150日程度かかります。

超巨大キャベツは美味しいの?!

よく、大きいサイズの野菜や果物は「大味」などと言われ、普通サイズよりも美味しくないのでは?と思いますよね。札幌大球はどうなのでしょうか。

実は札幌大球は普通のキャベツより糖度が高く、甘みが強いのが特徴で、葉の枚数は普通のキャベツと変わらないので1枚1枚の葉が大きく、肉厚でみずみずしいです。

食べ方としては普通のキャベツ同様に生で食べても美味しいですし、火を通しても肉厚な歯ごたえが残り美味しく食べられます。そして最もポピュラーな食べ方としては、やはり漬物。郷土料理の「ニシン漬け」を始めとして、様々な漬物に使用されます。

札幌大球はどこで買える?

札幌大球は、昭和初期をピークに出荷数は激減しています。
その理由は漬物を作る家庭も減っていることと、栽培が難しく収穫も大変なため生産する農家が減っているからです。
そのため、道外に出回ることは、ほぼありません。

地元では収穫時期になると農産物直売所などでよくみかけます。また、スーパーでも見かけますので売っていれば手に入ります。道外の人は、お取り寄せで買う方法が良いでしょう。

生産量の減った伝統野菜の札幌大球を後世に伝えるため、応援をしている団体がオーナー募集をしています。この制度を利用する手もありますね。

札幌の人は札幌大球が珍しいキャベツだと思っていない?!

いかがでしょうか?
札幌大球を今回初めて知った方は、驚いたのではないでしょうか?

関東出身の私が、初めて札幌大球を見たのは、初めて北海道に来たときのことです。
ちょうど収穫期の11月初旬でした。町の普通のスーパーです。入口外のカゴ車の中にドーンと何個か置かれていました。あまりの大きさに驚き、まず「本物?」と二度見どころか何度も見ました。

まだ、札幌大球を見たことがない方には、あの衝撃を感じてほしいです!(笑)
ぜひ、北海道に見に来てくださいね!

※画像はイメージです。

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