道産子学生の通学事情

私が学生時代に実際に経験してきた、北海道で通学時の「あるある」をまとめてみました。

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通学事情

道産子の学生なら一度は経験した事があるだろう、冬の雪に左右される通学。
小学生の時はそれほど気にはならなかったけれど、中学、高校と進学するにつれ公共交通機関を使うようになると、北海道ならではの通学事情がある事に日常的に悩まされた記憶がある。

というのも・・・本州とは違い冬の降雪量は格段に多く、一晩で1m以上の積雪があることも珍しい話ではないからだ。前日の夜から雪が降り始め、翌朝登下校の時間にはすでにとんでもない積雪量になり、近所の人をはじめ、交通機関までもが悲鳴をあげる。

JRは遅れる

中でも特に頭を抱えるのはJR。
私は高校への通学にJRを利用していたため、積雪があるとその影響により列車に遅れや運休が発生することは日常茶飯事であり、そのために冬場は夏場に比べて1時間以上早く起床しなければならなかった。

毎朝6時に起床し、学校には8時30分までに登校する。この生活を3年間欠かさずに続けるということは、学生時代の私にとっては並大抵のことではなかった。幸い、冬季間の部活動は私のような学生が多数いることも踏まえて夕方のみと定められ、朝練などというものはなかったが、もし朝練があったらと考えるとゾッとした記憶がある。

野生動物の影響

さらには季節で共通した問題は野生動物。
夕方になり部活動が終わり下校する際に、JRが鹿やキツネなどの野生動物と衝突してしまい、列車が一時停止になることも少なくなかったのだ。特に秋から冬にかけての時期が多く、JRは少し速度を落として運転するが、それでも野生動物との突然の遭遇は免れない。

一度オスの野生のシカに衝突した際には、私史上過去最大である1時間半の遅れが発生し、帰宅できたのは午後10時ごろであった。にも関わらず朝は早いため、相当なストレスを感じてしまっていた。

それだけじゃない

動物や雪だけではない。風や雨も運行に影響を及ぼす事がある。普通からすれば、なぜそんな物が?と思うだろうが北海道は広い大地に線路が引かれている場合が多く、遮る物がなければ、それだけに直接受ける影響は大きい。
遅れるだけならまだしも運休する事もあり、そうなると通学する手段が無くなる時もある。

それなえらば親に頼んで車でと思うだろうが、平日に送ってくれる親がいる家庭は少ない。
同様に父親もJRで通勤している場合で会社と同じ方向であれば考えられなくもない、しかし反対方向であれば、親だって通勤できるかという状況では無理だ。
母親は?と言うだろうが、JRで通学すると言うのは遠方の場合が多い。長距離を母親が車で送ってくれる可能性は低いだろう。

北海道に生まれていなければ

北海道に生まれていなければ、こんな経験とは無縁な生活だったと思うが、逆に感動したことも多くある。
野生のエゾリスやタンチョウなど、本州ではなかなか目にすることのできない動物たちがそこかしこに姿を見せては心を和ませてくれる。
きっとその様なことでバランスがとれ、北海道が好きだと今でも胸を張っていられるのだと私は思う。

※画像はイメージです。

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