北海道にカナダ?カナディアンワールドにいってみよう!

数年前の秋・・・当時大学生だった私は、ゼミ研究のため芦別市を訪れました。
今回ご紹介するカナディアンワールドは、移動休憩の際に立ち寄るだけの予定だったので「そんな場所があるんだ~」程度にしか思っていませんでした。
しかしながら、着くと同時に異国情緒あふれる不思議な空間に魅力を感じたのです。

北海道に居ながら海外を感じられる?
芦別市にある、その名も「カナディアンワールド公園」について紹介いたします!

目次

カナディアンワールドについて

「カナディアンワールド」は芦別市にあり、赤毛のアンの舞台となるカナダのプリンスエドワード島にある、架空のアヴォンリー村を再現し、その世界を体感できる民営の公園です。
広大な45万㎡の敷地には、特に春から夏にかけては「桜」や「すもも」の花が綺麗に咲き誇り、ファミリーからカップルまで老若男女問わず楽しめる公園となっています。
入場は無料ですが、駐車場代として1日500円(2022年現在)が必要です。

元々は芦別市の三井芦別炭鉱閉山による観光事業計画の一つとして、1990年7月にテーマパークとして開園したのですが、予想よりも集客は見込めず1997年に閉園。
開園当時はバブル景気真っ只中、52億にも及ぶ巨額の事業費を費やして、まさに鳴物入りでオープンしました。
聞いた話によると2500円ぐらいの入園料や大したことない食事で?と強気な価格設定、その割には見所が少なく家族で行ってもあまり楽しめなかったらしいです。

1999年には、施設や設備を縮小し市営で入場無料の「芦別市営カナディアンワールド公園」として再開します。
2014年 NHK連続テレビ小説「花子とアン」の影響もあり、観光客が増えたようですが一時的なもので、公園の債務返済や施設の老朽化が原因で2019年度の営業で市営公園としての運営は終了してしまいます。

その後に園内テナント等で構成される任意団体「カナディアンワールド振興会」の要請で、所有している芦別市は公園施設を無償で貸し出し、現在の「カナディアンワールド」として再開したのです。

公園の中にはなにがある?見どころ紹介!

公園の一番の魅力は、なんといっても「赤毛のアン」の世界を体験できる事でしょう。
グリーンゲイブルズ「アンの家」、腹心の友の「ダイアナの家」、作中で日曜学校等で訪れる「アンの教会」、オーウェルスクール、リンド婦人の家なども再現されています。

まずオススメしたいのが、主人公「アン」の家。
家の中も見学可能で、再現度の高さはファンにとって垂涎モノで、まるで作品の中に迷い込んでしまったように感じます。
特にアンの部屋の中には、マシュウがマリラに内緒で買ったあげた流行の服がベッドの上に置かれ、ギルバートの頭を叩いて割った石板、愛用の麦わら帽子も展示され、窓からはダイアナの家も見えます。
聖地としてふさわしい場所ではないでしょうか?

他にも「輝く湖水」の周りにはカナダの町並みが再現されていたり、ところどころにファンとして「ここは!」と思う所がたくさんあるので探し見てみてください。もちろんファンでなくても、異国情緒のあるステキな雰囲気を十分楽しめるのですが、まずアニメを履修してからの訪問するのをお勧めします。

この公園のもう一つの魅力!

自然がたくさん!森林浴もできちゃう!
敷地面積が広いこの公園で、たくさんの植物を楽しめる!
目で景色を見て楽しみ、鼻で香りを楽しむことができる!
・・・たしかに間違いではなく、この公園の素晴らしさではなります。

ですが、あえて違った切り口で魅力を紹介させて頂くとそれは退廃美であるといえます。
何度かの閉園の危機を乗り越えて復活を遂げていますが、施設の縮小化の原因もあってでしょう。
補修されていない施設が廃墟やそれに近い状態で点在し、まるで人類が衰退した黄昏の世界のよう。

廃墟といえばネガティブなイメージがあるように思うでしょうが、廃墟は隠れた観光資産であるとも言われ、実際にいくつか成功した事例もある程。
その独特な魅力に引き付けられる方は多く存在します。

行ってみよう!カナディアンワールド

駐車場料金は入場料無料であれば、カナディアンワールドは十分楽しめます。

「赤毛のアン」が好きな方なら思った以上に楽しめるでしょう。
それ以外でも北海道の自然や海外を感じ、リフレッシュでできます。
素敵な写真が撮れるスポットもたくさんありますので、SNS投稿用にも最適な場所じゃないでしょうか?

北海道でカナダを楽しみましょう!

※画像はイメージです。

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