十勝旅行定番スポット 帯広競馬場のばんえい競馬を楽しむ

2022年に入るやいなや、新型コロナウイルス感染症の第6波が全国に拡大、北海道の感染者数も増大傾向にあります。
昨年秋から冬にかけて感染者数減少、オミクロン株のニュースがあるも日本ではすぐには流行せず、12月~年末年始にかけては久しぶりの飲み会や旅行、帰省などした人も多くいたことでしょう。

重症化のリスクが少ないと言われているとはいえ、引き続き警戒が必要です。
道民が道内を旅行する分にはまだ比較的リスクは低いと考えられ、幸い北海道は観光スポットもたくさんあります。
2021年12月4日から開始され2022年3月10日まで実施予定の「どうみん割」では宿泊・日帰り旅行・レジャーなどで使用できる最大5000円+2000円=7000円分のクーポンが利用できます。
(2022年1月4日以降ではワクチン接種証明や陰性証明など一定の条件が必要)

十勝地方は道民も楽しめるグルメ、温泉、レジャーなど観光スポットが多くよい旅行先といえるでしょう。
今回の記事ではそんな十勝の観光スポットとして有名な帯広競馬場のばんえい競馬について解説します。

北海道開拓の歴史と農耕馬の関係、ばんえい競馬へ

北海道開拓と馬についての歴史は深く、明治期の北海道農耕開拓において労働力として重要な役割を担っており、十勝では昭和40年代まで馬たちがあらゆる市民の生活の場で活躍していました。
北海道の馬といえば「どさんこ」が有名ですがもともと北海道に馬はおらず、江戸時代の松前藩からの開墾時代に開拓や出稼ぎに来た人々が本州に帰る際に野に放たれた馬が野生化、繁殖したものが原型とされます。

ばん馬は明治時代に北海道の農耕が本格化するにつれどさんこより大型の馬が必要とされるようになりました。こうした背景がありフランス原産の大型馬とどさんこを交配した「ばん馬」が誕生します。
ばんえい競馬は明治時代、馬の価値や力を試すための競争として始まり、当初は2頭の馬を互いに引っ張らせ競わせるものが原型でした。

1トンを超えるおもりを載せた鉄ソリを引かせる方法は明治の終わり頃から登場し、農耕馬の祭典・エンターテイメントとして徐々に定着していきました。
2006年までは帯広の他にも北見、岩見沢、旭川を巡回し開催されていましたが、現在は帯広競馬場が唯一のばんえい競馬場として営業しています。

余談ではありますが帯広競馬場の白樺通を挟んだ向かいの帯広厚生病院の北側の入院病棟では帯広競馬場のゴール部分、さらにはバックヤード側の馬の厩舎や訓練している様子を見ることができます。

帯広競馬場でレースを楽しむ

入場料は通常時100円、時折入場料無料キャンペーンや逆にコロナ情勢によって入場禁止など対応がなされるため事前にHPでチェックしてから来場することがおすすめ。
入場禁止とはいえレースが開催されることもあり、その際には入場前のとかちむら施設内からスタート~第一障害の坂を登るところくらいまでは観覧でき、以降はネットの競馬中継で見ることができます。
広い駐車場がありますが行楽シーズンの土日の混雑時には駐車場の入場制限がかかることもあるため時間には余裕を持って来場するとよいでしょう。

レース名について協賛によりレースに好きな名前を命名することができます。個人の協賛は1万円、企業であれば3万円となっている。実際にレースを観覧していると「〇〇と△△(名前)結婚記念」「株式会社□□」など個人の記念やサプライズ、企業の広告として様々な用途でレース名を命名されていることがわかります。

重いソリを引くばんえい競馬のスピードは大人が少し速歩きすれば追いつける程度。レースの観覧はコースの目の前の第一障害~ゴールにかけて一緒に進むことができるエキサイティングゾーンがおすすめ。
スピードは遅いながらも競走馬の力強さ、息遣い、レースの緊迫感を直感的に大迫力で感じることができます。初めて競馬を見る人であってもエキサイトできることでしょう。

冬場のレースや数レースに渡って観覧したり、ゆっくりレースを観覧する際には500円で特別観覧席のプレミアムラウンジ(スタンド3階の冷暖房完備、ソファー・カウンター・テーブル・屋外テラス)を利用することもできます。
馬券は1階または3階プレミアムラウンジ内の馬券販売/払戻機で購入することが可能。ラウンジに馬券のマークシート入力後、機械に入れ馬券の購入・払戻をします。

初心者でもマークシートの隣に簡単な買い方の冊子や直接スタッフにレクチャーを受けながら記入できるコーナーも設けられているので安心、100円からレースに参加することができます。
ただし競馬は競艇や競輪などと同様の公営ギャンブルに位置し、収益の75%が払戻に割り当てられるマイナスサムゲームであるため、ご承知の通り稼ぐという視点では基本的には参加者に不利な設計になっています。レースにお金を賭ける際には無理なく楽しめる範囲で参加するようにしましょう。

施設関連情報

施設内には食堂や入場口近辺にキッチンカーがあることがあり軽食やビールなど飲みながらレースを楽しむこともできるため1日にわたり過ごすことも可能。食堂ではカレーラーメンが名物(カレーラーメン自体は室蘭のご当地B級グルメとして有名ですね)。
売店(リッキーハウス)では各種の馬グッズやお土産、食べ飲み物が販売されています。ばん馬の冬用蹄鉄は「滑らない」ことにちなんで受験のお守りとして人気なのだとか。
売店の向かいにはばんえい競馬の資料館があり北海道開拓と馬の関わりから現在のばんえい競馬に至る歴史について知ることができます。

コースと反対側の屋外(白樺通、帯広厚生病院側)にはふれあい動物園や馬のイルミネーションがあります。ふれあい動物園はばん馬(帯広市特別嘱託職員として登録)やポニー、うさぎなどの小動物などがいる小規模な動物園となっており、ふれあいや人参の餌やり体験、記念撮影もできます。イルミネーションは16-21時のよる時間帯に点灯、ばん馬・ソリの実物大のディスプレイがされておりソリに乗って記念撮影もできます。

駐車場と競馬場入口の間にはとかちむらというショップ&グルメ施設があり、十勝の産地直送野菜や加工肉や乳製品が充実している「産直市場」。十勝産食材を使用した料理を提供する「キッチン」、雑貨・スイーツなど取り扱っている「スイーツ&セレクト」のエリアに別れており、コーススタート直後の様子を見られる屋外席も設けられています。

終わりに

いかがでしたでしょうか?十勝の代表的な観光スポット、帯広競馬場のばんえい競馬について紹介しました。現存する唯一のばんえい競馬として北海道開拓の歴史を感じることができ、直感的にも熱狂できる大迫力のレースを目の前で観覧することができます。

十勝観光の際には一度足を運んでみると良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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