小樽の神秘的な「青の洞窟」とは?

「青の洞窟」といえばイタリアのカプリ島にある観光地が有名ですが、小樽市にもあることを知っていますか?
神秘的な青の世界を、札幌からほど近い小樽の地で気軽に目の当たりにすることができます。
青の洞窟を目指す船上から、一面の大海原や透明な水面、自然が作り出した迫力ある岩壁、野生動物などを観察したり、海上のアクティビティを体験したりすることも楽しみの一つです。

目次

青の洞窟とは?

小樽青の洞窟は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園にあります。
この一帯は、積丹半島の火山群の山裾が直接日本海の荒波に洗われてできた海岸線。低温の火山砕屑流(火砕流)、つまり岩屑(がんせつ)なだれの堆積物が海の波で浸食され、洞窟となったものが、この青の洞窟です。

海面が青色に輝いて見えるのは、洞窟内に差し込む自然光の効果によるものです。
海水の侵食で形成された特異な地形、海底からの反射度など、自然の様々な条件が整って神秘的な青の世界をつくっているのです。
この海蝕洞が本場イタリアに似ていることから「小樽の青の洞窟」と通称され、近年観光地として注目されています。

楽しみなら海から

青の洞窟は断崖絶壁に隠れた場所なので、陸から行くことはできません。各社が運航するボートに乗っていく必要があります。
例えば、北欧産業さんの「龍宮クルーズ」ではパワーボートに乗って約80分のボートツアーを楽しめます。ここでは船長が撮影スポットの説明などもしてくれるので、SNS映えする写真が撮れること間違いなしです。

小樽港から青の洞窟までのあいだ、日本で最初のコンクリート製の防波堤「小樽北防波堤」や、断崖上に日和山灯台が建つ「高島岬」、小樽観光で人気の「小樽水族館」、ロッククライミングで全国的に有名な「赤岩山」、断崖絶壁に建てられた高級料亭「龍宮閣」の跡地などのスポットを海上からめぐります。
季節や当日の天候状況などに合わせてスポットを抜粋して紹介してくれるので、2回目、3回目には違った発見ができるかもしれませんよ。

海上でのアクティビティとあわせて楽しみたいなら、ラフティングやシーカヤックでのツアーもおすすめ。より近くで青の世界を体感できます。
例えば、ブルーホリックさんのシーカヤックツアーでは、事前に日本セーフティーカヌーイング協会公認のインストラクターによるレクチャーを受けられるので、初心者でも安心です。身長90㎝以上のお子さんでもOKだそうなので、家族のよい思い出づくりになりますね。

また、ブルーグロットさんが提供するクルーズでは、約80分で海釣り体験と青の洞窟探検の両方を満喫できます。
4歳のお子さんから参加でき、釣り道具一式付き&エサ付け・エサはずしをガイドがサポートしてくれるので、初めての方でも釣りを楽します。

このほかのツアーでは、ガラスの船底から海底を眺められるグラスボートを楽しめるツアーや、大型旅客船でゆったりくつろぎながらめぐるツアーなど、各社それぞれ特色あるツアーを提案しています。目的にあったツアーを探してみましょう。

船上から楽しめるのは、青の洞窟や海岸の景色だけではありません。一帯は野生動物の宝庫で、航路ではカモメやウミネコ、ウミウにオジロワシたちが飛ぶ姿に出会うことができます。春には、運が良ければイルカやトド岩でくつろいでいるトドに出会えるかもしれませんよ。

行ってみよう

私も数年前、一度だけボートクルーズを体験したことがあります。
神秘的な洞窟の美しさもさることながら、船上から見る海岸の壮大な景色、経験豊富な船長の面白いスポット紹介、ウミネコとのふれあいなど、航路での体験がとても印象的でした。
札幌からも近く、気軽に観光コースに組み入れやすいので、夏季の観光にぜひいかがでしょうか。

なお、各種ボートツアー等は荒天時や冬季には運航していないことがあるので、必ず事前に調べておきましょう。
旅行の日程が決まっている場合は、早めに予約しておくことをお勧めします。

※画像はイメージです。

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