道の駅 あいおい 相生鉄道公園 のご紹介

ディーゼル車 キハ22-69

女満別空港から車で阿寒湖方面に向かうには国道240号線を走っていくことになり、美幌町、津別町を抜け20分くらい走ったところに「道の駅 あいおい」があります。
道の駅というと普通は現地の産物などを売っていたりしますが、「道の駅あいおい」には普通の道の駅にはない、特別な物が2つあります。
今回はそれをご紹介しましょう。

目次

道の駅あいおいの名物

まず、道の駅あいおいの名物といえば「クマヤキ」。要はたい焼きをクマの形にしたものなのですが、これが案外に美味しい!
・クマヤキ(つぶあん)
・ヒグマ(豆乳とカスタードクリーム)
・シロクマ(タピオカとつぶあん)
・ナマクマ(生クリームとつぶあん)の4種類があり、ナマクマだけは冷えた状態で売っています。
この中でお勧めはナマクマ。生クリームがとても美味しいのです。お値段は普通のクやヤキより高いですが、暑い日などちょうどよい味わいです。

クマヤキの値段

もう一つの特別

そして、もう1つが相生鉄道公園。
かつて美幌駅から津別町相生まで、相生線という旧国鉄の鉄道が通っていました。
「道の駅あいおい」がある場所は、その相生線の終着駅であった北見相生駅と同じ場所にあるのです。
その旧駅舎はそのまま残されており、ホーム、線路、列車も残されており公園として公開しているのです。

ディーゼル車 キハ22-69

ホームの左側にはブルートレインの寝台車両が1台、その後ろには懐かしいオレンジ色とクリーム色のツートンカラーのディーゼル車 キハ22-69が置かれています。
このブルートレインの寝台車両はバイク旅行者のための宿泊所として提供され、ご希望の方は「道の駅あいおい」の物産販売所で申し込めば、無料で泊まることができます。
津別町は千葉県船橋市と友好都市の関係にあり、以前は船橋市の小学生を夏休みに招待して、このブルートレインに泊まってもらったそうです。

ブルートレイン

ホームの反対側には

またホームの反対側には貨物車両が置かれており先頭には除雪車が付けられていますが、この除雪車の迫力はなかなかの物です。
駅舎は右半分がカフェとなっており軽食や飲みものを売っています。左半分はフリースペースで、ここで飲食が可能です。

除雪車

ここには往年の相生線の時刻表や運賃表などが残されており、鉄道マニアの方にはたまらない物でしょう。
時刻表は昭和60年に本岐駅で使用されていたものだそうですが、1日に12本だったのですね。

駅舎

また運賃表を見ると近辺の駅は当然ですが、なんと上野駅までの料金も記載されています。この北の果てといっても良い場所から上野駅まで行こうという人は、ほとんどいないでしょうが・・・当時の決まりだったのですかね?

時刻表

面影を残す遺跡はほとんどなく

現在では相生線の面影を残す遺跡はほとんどなく、この相生鉄道公園が唯一の遺跡といっても良いそうです。
しかし、行ってみれば分かりますが北見相生駅の周辺には数軒の家があるだけで他には何もありません。むしろ、途中の津別町や美幌町の方が、よっぽど街らしい街で人口も多いのです。

相生線の面影

走っていた当時でも美幌駅と津別駅の間はよく使われていたそうですが、北見相生駅を利用する人は、ほとんどいなかったそうで、もし、今、走っていたら間違いなく「秘境駅」となっていたでしょう。
ホームの線路を辿って行くと、終着駅特有の引き込み線の線路があったり、切り替えポイントがあったりして相生線が単線であったことが良く分かります。

貨物車

そして、その単線の線路は草むらの中まで続いており、そこで途切れています。こういった線路跡を見ると、何とも言えない不思議な懐かしいような切なさがこみあげてきます。
道の駅でありながら、鉄道マニアにはたまらない場所。それが「道の駅あいおい」なのです。

お時間があれば是非、お立ち寄りください。

 

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