「鶴の湯温泉」は安平町に古くからある温泉です。
今回はこの温泉についてレポートします。
鶴の湯はなぜ「鶴」なの?
鶴の湯温泉は明治初期に開湯した、北海道で2番目という説がある古い温泉です。
なぜ説なのかといえば、まず一番古いのは湯の川温泉というのは事実ですが、この温泉が2番目である文献史料が存在せず、あくまでも関係者の主張のみだからなのです。
同時期に発見された温泉はいくつもあり、それが何番目かというのを証明する為の史料が残されていない事が多く、論争に発展しそうな気がしますので、ここはひとつ「そういう事で」。
気を取り直して、なぜ「鶴」なのかは温泉が発見された理由にあり、当時、おそらく開拓団だと推定するのですが、日本に渡ってきた「鶴」が旅で追った傷を治すために立ち寄っていた事からだそうです。
ふっこふっこの鶴に付いた傷が果たして判断できるのか?
これも単なる主張に過ぎないように思えるのですが、たぶん沢山の鶴が温泉に浸かっていたからというのが正解に思えるのですが、温泉の付加価値を与える為の伝説のような気がしますが、ここはひとつ「そういう事で」。
鶴の湯温泉に入ってみた
入口、中庭、浴場と至る所にオブジェが点在して鶴感を演出し、これだけとればB級スポット感が漂います。
大人は入浴料530円で、日帰りのほかに宿泊も。
外観はロッジ風、建物内の施設共々、若干の昭和の残り香を感じますが、清掃が行き届き清潔、落ち着いた雰囲気で広々としています。
お風呂は大きな浴槽が一つだけ、シャンプーや石けんが設置されていないのでご注意ください。
泉質は含食塩硫化水素泉で、ほうじ茶のような薄茶色。
源泉は14℃の冷泉と看板に書いてある通りに、大浴場脇にある岩から流れてくるお湯は、冷たくて硫黄くさかった。
温泉成分が強いためか鶴のオブジェも錆のようなものがびっしり。
ただただあったまるだけでしたが、お湯は最高でした。
鶴の湯温泉のハス池
鶴の湯温泉の周りにはハス池があり、ここの見どころの一つです。ちょうど見頃の8月に行ったので、きれいなハスの花が咲いていました。
なかなか壮観な景色で、湯上がりにぐるっと散歩するのをおすすめします。
池には鯉が飼われていますので、券売機でエサを買って戯れるのもなかなか。飼われているのか自然に来たのかは不明ですがアヒルもいて、ミニ動物園な雰囲気も楽しめます。
お子様連れであれば、大喜びですね。
一度は行ってみる価値ありの温泉です。
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