北海道の妖怪 10選

日本各地には、その土地特有の妖怪伝説がありますよね。
北海道にも北海道らしい、アイヌ由来の妖怪がたくさんいます!

今回はその中から私が気に入っている?!北海道の妖怪たちを紹介したいと思います!

目次

コロポックル

まずは北海道を代表するコロポックル。とても有名な妖怪で、ほとんどの皆さんが聞いた事があると思います。

コロポックルは、十勝地方に伝わるアイヌ伝説に登場する精霊です。アイヌ語で「蕗の葉の下の人」という意味で、アイヌよりも先に北海道に住んでいたと言われています。
背が低くて漁が上手、アイヌの人々とも物々交換など交流していましたが、姿を見られるのを極端に嫌っていたそうです。

オッケルイペ

アイヌ語で「放屁する化け物」という意味。その名の通りオナラをするだけの妖怪だそうです。

部屋の中でオナラをされると我慢できないほどの臭い。人間がオナラをし返すとオッケルイペは退散するそうですが、口で音の真似をするだけでも良いそうですよ?!

カンナカムイ

カンナとはアイヌ語で「上の方」という意味で、カムイはご存じの方も多い有名なアイヌ語で「神」を意味します。
つまりアイヌ語で雷神を意味する、角を持つ龍の姿をした雷神で主に霊場を守る神と言われています。
妖怪ではなく、これはもう神様ですよね?!

チロンノップカムイ

チロンノップとはアイヌ語で「狐」という意味で、狐の神様です。

狐神には「ウパシチロンノップカムイ(白狐神)」・「クンネチロンノップカムイ(黒狐神)」・「チロンノップカムイ(赤狐神)」という3つの階級があり、白狐が一番位の高い神で続いて黒狐、赤狐の順となります。アイヌでは狐の頭は守護神だそうです。

よく知られている妖狐はしっぽの数で階級がきまりますが、北海道の妖怪は色のようです。
というかこれも神様ですよね?

アイヌソッキ

アイヌ民話で北海道の南西部・噴火湾に住むと言われ、噴火湾を囲む室蘭などの地域で伝わる人魚です。
肉を食べると長寿になるというのは道外の人魚と同じですね。

アッコロカムイ

アッコロとはアイヌ語で「触手を持つ」という意味で、つまりタコの神です。
こちらもアイヌソッキと同じ噴火湾に住む大ダコ。船やクジラも一飲みできてしまうほどの大きさで、噴火湾の主と言われています。

パウチカムイ

いままでは海でしたが、これは石狩川流域に伝わる妖怪です。
層雲峡に住むパウチカムイは、舟人を誘惑する女神と言われ、石狩川を進む夜盗たちを誘惑して死に至らしめてしまったという伝説があります。
セイレーンのような存在ですね。

フリカムイ

片翼だけで30kmの巨大な鳥の妖怪で十勝川上流や網走の海岸にある洞窟に住み、海で鮭や鯨を獲って食べたと言われています。
それにしても、片翼で30kmは桁外れの大きさです。

キムナイヌ

北海道の中央部、旭岳などの山々からなる大雪山に伝わる妖怪です。キムナイヌは足が早くて力も強く、クマを追いかけて殺せるほど。
山の中でタバコを吸っているとキムナイヌが寄ってくるそうで、タバコを少しつまみ取って「山の神さんにあげます」と言うと殺されないそうです。

ニタッラサンペ

最後に一番よくわからない妖怪。
ニタッラサンペはアイヌ語で「湿地の苔の心臓」という意味で、マリモのような球形で色は茶褐色、翼が生えていて全長は20cm〜2m。地面を転がっている様子を見たら運が悪くなってしまうと、なんとも縁起が悪いです。

北海道の妖怪は大自然の妖怪だった

いかがでしょうか?北海道の妖怪はちょっと変わっていますよね?!
厳しい大自然と共に生きてきたアイヌに伝わる妖怪って感じで、妖怪として自然の恐ろしさを教えてくれながらも、神として人々を守ってくれている気がします。

北海道にはまだまだたくさんの妖怪伝説がありますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

※画像はイメージです。

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