北海道の冬、子供の遊びといえば雪遊び。これは北海道でも雪深いある町で育った私の小学生の頃の話です。
冬の服装
私の育った町は雪が多い上に気温も低く、冬がとても厳しい地域です。それでも子供は外で元気に遊びます。
雪国の子供は上下スキーウェアを着込み、帽子に手袋とフル装備で遊びます。何しろ屋外は毎日氷点下で、体温の高い子供とはいえとても軽装ではいられません。
また雪国ならではのアイテムとして、長靴に雪が入り込まないようにする「脚絆」というものを自分も含め多くの子が着用していました。撥水素材のレッグウォーマーのような物を想像して頂くと良いかと思いますが、これを長靴の履き口を覆うように装着してスネからふくらはぎを覆います。
今は防寒着もかなり改良されて軽装になってきましたが、当時は大げさなぐらいモコモコな服を重ね着していた覚えがあります。
遊んでいると
さて夢中になって遊んでいると喉が渇いてきます。雪のないシーズンであれば、公園や校庭の水飲み場で飲めば済む話なのですが、冬はそうはいきません。
1メートル以上の雪が間違いなく積もりますので、水飲み場は雪に埋まってしまいどこにあるかすら分からない状態で、仮に見つかったとしても凍結で水道管が破裂しないように水は止めれています。
水を飲むために家に入るしかないのですが、着込んでいるフル装備の衣服を脱ぐ必要があります。何しろ全身雪まみれなので、靴だけ脱いで・・・というわけにはいかないのです。
脱いだり着たりするのはなかなか大変なもので、それなりに時間もとられます。これは子供でなくとも非常に億劫に感じることでしょう。
そこで考えたこと
そこで私やその友人たちは、積もっている雪やツララを食べて水分補給をしていました。
一見、きれいに見えますが雪やツララは不純物のカタマリでとても汚いのです。言い訳させてもらうと・・・私の住んでいた地域はものすごく田舎だったので、空気がキレイで雪もとてもキレイに思えたのです。
味も多分普通に水の味がしていたと思いますが、普通食べてはダメです。
我ながら子供って本当にすごいことするよなと思い、今となってはドン引きなのですが、特に大きな病気もせず生きているので良かったと思います。
楽しい遊びを中断したくないという無垢な想いが生んだ過ちではありますが、今となっては笑える話として良い思い出ですね。
冬の北海道に観光で来る方、雪やツララは絶対に食べないようにしてくださいね!
※画像はイメージです。
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