雨女の休日〜時間がゆ〜っくり流れるカフェ「台湾Cafe茶韻」

以前から気になるカフェがありました。
そのカフェの前を通るたびに、気になる…。
どうしても行ってみたい。

住宅街の中に、穏やかな佇まいでそのカフェはあります。

「台湾Cafe茶韻」

そんなに行きたいなら行こう!

──Closed……。

再度挑戦!行ってみよう!

──Closed……(¯―¯٥)前と同じ曜日だったかな?

それなら今度は違う曜日に!

──Closed──!!

…焦らしますなぁー。

もう、行ってみたくてたまらないではありませんか(笑)

そして
ある日。

近くを通るときには『台湾Cafe茶韻』が開いているか確認するために、回り道するようになっていた道を行くと…。
ノボリが立っている!開いてる!

台湾Cafe茶韻、開いてる!

もう、何を置いても入るしかありません(笑)

「台湾Cafe茶韻」
そこは美味しい台湾茶と、優しい時間があふれる素敵なカフェでした。

目次

台湾Cafe茶韻

『台湾Cafe茶韻』は2020年2月にオープンしたカフェです。
オープン後、世界的な我慢の時期を耐え抜いて再開。
本格的な台湾茶と台湾軽食が味わえるお店として人気になりました。

入り口を入っていくと、茶器や中国茶などがおしゃれにディスプレイされた棚が目を引きます。

茶器がおしゃれにディスプレイされている 中国茶などのディスプレイ

普段は触れることのない中国、台湾のカオリに、テンションが上がってしまいます。

物珍しげに店内を見渡していると、こちらへどうぞ、と声が。
天気も良かったので、テラス席をお願いしてテラス席に案内して頂きました。

花と店内への入り口

いよいよ、ホンモノの中国茶が味わえるー♪

中国茶、台湾茶って?

メニューを頂いて早速注文……。

──注文……??

何ということでしょう…!!

書いてあるメニューが、サッパリ分かりません(T_T)

自分の不勉強を軽く恨みながら、大いにテンパっていると、店員さんが優しく私の好みに合いそうなお茶を教えてくれました。
冷や汗を押し殺しながらも、教えてもらったお茶と、ハリネズミ饅頭を注文し、一安心。

帰宅してから調べると、中国茶と台湾茶の違いは中国と台湾、という産地の違いですが、台湾で生産されているお茶は主に烏龍茶で、中国で主に生産されているのは意外にも緑茶なんだそうです。

台湾茶のルーツは中国茶にあり、1796年に商人の柯朝(かちょう)が大規模な烏龍茶産地である中国福建省の武夷山から台湾北部に茶の苗木を入植・栽培したことが始まりだといわれています。

その後、台湾の気候、風土に合わせた独自の製法や加工方法が考えられ、中国の茶葉とは違った、台湾茶として発展していきます。
特に「青茶*」の産地として有名で、代表的なお茶には「凍頂烏龍茶」「東方美人茶」「木柵鉄観音茶」「文山包種茶」などがあります。

この4種類のお茶は、台湾四大銘茶と呼ばれているほど有名なんだそうです。

台湾茶

…知らなかったー。

しかも台湾茶は、抗酸化作用、抗菌・殺菌作用、消化促進、ホルモンバランスの改善などの効能があると言われていることに加えて、「烏龍茶ポリフェノール」が含まれていて、中性脂肪の燃焼を促したり血中コレステロールを抑制するという研究結果もあるようです。

こんな良いことずくめなら、飲んだだけで健康になった気になっちゃいますね(笑)

*「青茶」
烏龍茶に代表される半発酵のお茶。
発酵部分の褐色と不発酵部分の緑色が混じり合って見た目が青っぽく見えることから「青茶」と呼ばれる。

ホンモノの烏龍茶!

テラス席の満開の花々に癒やされながら待っていると、来ました来ました♪
中国茶の「工夫茶器(くーふーちゃき)」に入れられたお茶と、ハリネズミ饅頭。

工夫茶器に入れられたお茶とハリネズミ饅頭。

ハリネズミ饅頭は食べるのを躊躇してしまうほど可愛い♪

ハリネズミ饅頭

中国茶、台湾茶のなんたるかを知らなかった私なので、中国茶の飲み方の作法もしっかりレクチャーしていただいて。

いただきます!

まずは、お店の方が淹れてくれた、一煎目のお茶を頂きます。
運ばれて来たときには、「聞香杯」という、香りを楽しむためのお茶碗にお茶が入っていました。

まず、「聞香杯」からお茶を飲むためのお茶碗「茶杯」にお茶を注ぎます。
お茶を注いだあとに「聞香杯」に残ったお茶の香りを楽しみます。

香りを頂くと…嗅いだことのないほどの深いお茶の香りです。
花のような華やかな香りと、どこか甘い果物のような。でも烏龍茶の香りもしっかりします。

中国茶は香りを楽しむもの、と言われるのも納得です。

お茶の香りに感動しつつ、お茶を頂くと、スッキリした上品な味わいが口に広がります。
台湾茶初心者の私にも、とても美味しいお茶だということが分かるくらい。

あっという間に一煎目を飲み干し、二煎目へ。

台湾茶の楽しみ方

二煎目からは自分で淹れて楽しみます。
教えてもらった通りに。慎重に。

まずはお湯を、蓋のついた茶碗「蓋碗(がいわん)」に注ぎます。

ここで待つこと45秒。

お茶が出た頃を見計らって、ポットのような形の「茶海(ちゃかい)」に注ぎます。
茶海には茶こしの役割をする「茶漏(ちゃろう)」をセットしておきます。

ここでポイントが。

蓋碗の蓋を少しだけずらして、ためらわずに一気に90度傾けて注ぐことで、こぼすことなくきれいに注げるそうです。
茶海に注いだお茶を、聞香杯に注ぎ、一煎目と同じように頂きます。

味わいも香りも淹れるたびに変わっていくと言われている台湾茶。

さて、二煎目の香りは…。

少し甘い…?

果物のような甘い香りが強くなった気がします。

味はどうでしょう?

うん。甘さが引き立ってる!

一煎目とは全然違う味わいです。美味しい。

ここで、一煎目にはお茶の美味しさに驚いて忘れていた、ハリネズミ饅頭と、お茶を注文するとお茶請けとしてついてくるドライフルーツをいただきます。

ドライフルーツ

ドライフルーツはピスタチオとマンゴー、シイタケのドライフルーツ。
驚いたのはシイタケ・・・シイタケの味と旨味が凝縮されていて、食感はサクッとしています。

めちゃくちゃ美味しい!

お茶も進みます!

そして、食べるのを躊躇してしまいそうな可愛い姿のハリネズミ饅頭。
少し割ってみると、中にはぎっしり黒胡麻餡が。

とても優しい甘さで、こちらもお茶にピッタリ。

あっという間に二煎目を飲み終えました。

まとめ

台湾茶、中国茶は何度でも淹れて、そのたびに変わる味と香りを楽しむお茶です。
その日は結局、10煎〜11煎〜淹れて頂いてしまいました。

始めは淹れる作法が難しいなぁ、と思っていましたが、お湯を入れてじっくり待って、注いで、香りを楽しみ、お茶を頂く。
その一連の流れが心を落ち着け、ここが住宅街だとは思えないほどゆったりした時間を感じることができました。

台湾茶・・・ゆっくりしたい時、心が疲れたとき、もちろん疲れていないときにも、おすすめです。

台湾Cafe茶韻 の店舗情報

住所:札幌市北区百合が原8丁目10−12
営業時間:11:00〜17:00
定休日:火曜日
公式サイトはこちら
公式サイトはこちら

参考:
伊藤園HP「お茶百科」お茶の種類
「台湾茶藝館 孤月庵」HP
BROOK❜S「ブルックス ビューティー」教えて!TEAのこと

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