美国神社例大祭は、私の地元、積丹町美国町で行われる、100年以上前から続いている歴史のあるお祭りです。
毎年7月の初に海の安全と豊漁を願い、4日 宵宮、5日 本祭、6日 後祭と3日間にわたって開催されます。
何年積丹町は年々人口が減ってきており、だいぶ寂しい町になってしまいました。
私も積丹町から普段は離れて生活をしていますが、まだ祖父母が生活しているのでお祭りの際には里帰りします。
物心着いたころからお祭りに参加してきましたが、ここ3年間、コロナの影響によりお祭りが開催されず、とても寂しい思いをしましたが、四年ぶりの開催に胸躍るような嬉しさを感じながら参加しました!
美国神社例大祭
天狗がお神輿を先導し町内を練り歩きます。海上安全と豊漁を祈願するため船に乗ったり、町内を歩き穢れを回収して行きます。天狗の他、松前神楽やお供のお神輿、山車が練り歩きます。
私はお祭りでは笛を演奏しますが、小さい頃から吹いていたので、なんの練習をしなくてもできるからすごいなと思いました。習慣のように身についた、聞き慣れた笛の音と太鼓の音に懐かしさを覚え、他のどのお祭りよりも格別!
今年は、私の子供も一緒に参加したのですが、最初は周りに友達があまり居ないので不安そうです。
でもあっという間に地域の子供達の中に溶け込み、あっという間に友達が沢山できて楽しんでいました!
太鼓と笛をもう特訓していて、来年にはできるようになりたいと言っていますが、どうなることやら。
お祭りのクライマックス
最終日の夜は美国町で一番大きな道路を閉鎖して、天狗と獅子舞の演舞、全てのお神輿が集合し、わっしょいわっしょいと飛び跳ね、山車が二機並び並走します。
お祭りの見どころはなんと言っても、夜暗くなってから行われる火渡り。地元では火くぐりと言われています。
建築木材加工で出たクズを燃やし、その火の中を天狗、お神輿が火の上を渡りますが、町内を歩き回って着いた穢れを火の中を渡ることにより祓うと言う意味があります。
その光景は見たことのない人は想像つかないかもしれませんが、とても激しく勇壮です。
毎年やけどをする人もいる、とても熱いお祭りです。
見に来た際には積丹町で積丹ブルーの海を堪能してもらい、夏の期間しか食べられない生ウニ丼を食べ、お祭りを見に来てほしいと思います!
翌週には美国町の横の町、古平町でもお祭りがあり天狗が練り歩き火くぐりを行います。
※画像はイメージです。
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