北海道のコンビニエンスストアといえば、セイコーマート。
コンビニといえば24時間営業と思うでしょうが、セイコーマートは、平日7時~18時のみ営業の店舗もあります。
1975年、日本で始めて開店したセブンイレブンですら7時から23時なので、不便な感じがしないでもありません。
早速ですが、この珍しいセイコーマートを訪れ、なぜなのかをレポートします。
セイコーマート苫東店へ行ってみた
セイコーマート苫東(とまとう)店は、苫小牧市東部に位置する日本でも最大規模を誇る巨大な産業地域、臨空柏原地区の中にあります。この工業団地は、千歳空港や苫小牧港に近く、陸・海・空すべてのアクセス抜群なところから産業拠点に選ばれたと思われます。
これだけ大規模な工業団地の中にあるとすると年中無休で24時間営業しているのが普通だと思うでしょうが、そうではありません。大げさな表現ですが、実際に訪問してみるとその謎が溶けたような気になるのです。
まず工業団地と聞けば、殆どの方は所狭しと工場が立ち並び、24時間稼働していますのようなイメージしますよね?
しかし、ここは北海道クオリティ。広々とした土地に悠々と工場があり、どちらといえば牧歌的。
調べてみますと殆どの企業が土日が休みで、市街地から離れた場所で周りに観光施設などがありません。工場関係者以外の利用は無く、それに合わせた営業時間です。
セコマに潜入
コンビニの建物自体もロードサイドにはなく、道路に面して環境を意識したような低い看板から80mぐらい離れた奥まった場所にあります。看板からこんな離れた場所にあるという事が既に珍しいですよね。
工場の敷地内に入っていくように思えるのですが、これは株式会社苫東が運営していた「キッチンハウス とまとう」という食堂だった建物をリニューアルして使用しているからのようです。
そのために外観は高床形式で木造のウッドデッキ付きで、コンビニとして一風変わっています。
品数は通常店舗より少なく、どちらかというとお弁当やお菓子、おつまみなどすぐ食べられる食品が多かったです。
ホットシェフも設置されていますので、あつあつのお弁当も頂けます。
しかもイートインスペースが広く取られていて、電子レンジはなんと3台も設置。
閉店してしまった食堂の代わりに、工業地帯で働く人たちのお昼用の特化したセイコーマートなのでしょう。
\ コメントくださ〜い /