幾寅駅の風景

北海道旅行が趣味でちょくちょく出かけ、ちょっと人気の少ない観光地や温泉巡りをしています。
今回は1999年に公開された映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台である幌舞駅(幾寅駅)を観光してきました。

目次

映画「鉄道員(ぽっぽや)」

映画「鉄道員(ぽっぽや)」は、浅田次郎さんの小説を実写化したもので、定年間際の孤独な鉄道員に訪れる小さな奇蹟を詩情豊かに描いた作品です。

廃線間近となったローカル線・幌舞線の終着駅で駅長を務める佐藤乙松(高倉健)は、今年で定年となる今、不器用に鉄道員(ぽっぽや)一筋だった自身の人生を振り返るものです。
幼い一人娘雪子(広末涼子)を亡くした日も、愛する妻(大竹しのぶ)を亡くした日も、乙松は休むことなくずっと駅に立ち続けた。そんな彼の前に、ひとりの少女が現れる。
・・・ここからはぜひ映画をご覧ください。

幌舞駅

ここ幾寅駅は何度か訪問した事がありますが、いつも観光客が少なく、休日にも関わらず私一人でした。

駅の入口には「幌舞駅」と書かれた看板が掲げられ、作中の架空の駅として使われたそのままの状態で残っています。映画を知らない人は戸惑うでしょうが、ファンにはたまらないおもてなしです。
駅舎の中には展示コーナーがあり、ぽっぽや好きにはたまらない撮影当時のセットや関係する品物や量が多数展示されています。

駅のホームにはもう列車が来ることはありませんが、とても哀愁のある雰囲気で、いつ行っても涙が出てしまう風景です。

駅の周りにもだるま食堂やひらた理容店、井口商店のセットが残され、映画の世界観が体験できるテーマパークのようです。
他にも映画に登場した「キハ40」の車両の一部が保存してあり、自由に中を見学できます。鉄道ファンの方も一見の価値があるでしょう。

映画同じに廃線化

2016年8月31日の台風10号の被害で不通となり、2024年3月31日に廃線が決定しました。
現役の時は根室本線の急行「狩勝」も停車する駅でしたが、映画と同様になってしまうとは・・・とても残念。
今後、北海道の鉄路がますます減っていくと思うと寂しい限りです。

駅と映画のセットは今後も残されていくようですが、もともと雪には耐えられない作りらしく、北海道の行政などもカツカツでいつまで持つかは疑問です。

ぽっぽやが好きや興味を持たれた方は早めに見に行くのをお勧めします。
幾寅駅へはバスがありますが、本数がすくなくて時間もアテにならない事が多いので車で行くのが妥当です。

近くには道駅や、湯の沢温泉、かなやま湖などの観光スポットはたくさんあるエリアですが、インバウンド観光客は少なめで、ゆっくり楽しめると思います。

最後に、一度、映画「鉄道員」を見てから来ることをお勧めします。

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