北海道ならではのテーマパーク!のぼりべつクマ牧場

2021年現在、日本には7つのクマ牧場がありそのうち4つが北海道にあるのはご存知でしょうか?

その中でも有名なCMソング・・・
「の・ぼ・り・べ・つ!といえば ク・マ・ぼ・く・じょう! クマ牧場!」
アップテンポな曲に合わせ、コラージュされた熊の映像が踊りだす、一度観たらわすれられない洗脳効果。
・・・道民なら誰もが知っているCM・・・お馴染みの道内で最も有名な「のぼりべつクマ牧場」について紹介します。

目次

のぼりべつクマ牧場とは

北海道登別市にあるエゾヒグマを主に展示・飼養している動物園です。
クマを普通の動物園の形ではなく、広めの敷地で自由に過ごしているところを展示していることから、放し飼いのような「牧場」という名前になったようです。ある意味北海道らしい、おおらかな展示方法ですね。

北海道とクマ牧場の歴史

1957年(昭和32年)に登別温泉の観光開発を目的として北海道で初めてのロープウェイ「登別温泉ケーブル」が開業しました。
しかし夏場は海霧で視界が悪く山頂から太平洋の眺望が見込めないことから、山頂に観光施設を作って集客をしようと翌年のぼりべつクマ牧場が開業しました。

ロープウエイの終着点がクマ牧場、なんともいえないシュールさを感じざるをえません。

のぼりべつクマ牧場の魅力

クマ牧場内に牧場が3つあり、第1牧場はオスの牧場で大迫力の大きなクマを見ることができます。
「人の檻」が併設されていて、クマ側から見ると人間が檻に入っているかのような状態でガラス越しにクマを観察したり餌をあげたりできます。

第2牧場はメスの牧場で、体は同じく大きいですが動きが愛嬌たっぷりのチャーミングなクマ達を見られます。
もう一つは子クマ牧場で子クマが生まれた時にはここで見ることができます。

その他にはクマ山ステージ(クマ山アスレチック)でなんとクマの芸を見ることができます!丸太渡りや餌探し、そしてブランコにも乗ります。クマの賢くてかわいらしい一面を知ることができます。

そして、クマ牧場最大の魅力と言えば、最大で体長2m・体重約250kgのエゾヒグマを間近で見られたり餌をあげたりできることです。
可愛くおねだりポーズをとれるクマは、餌が余計にもらえるようなので、それぞれの熊の公道を観察するのが醍醐味と言えます。

他にもある、クマ牧場の魅力

ここには世界的にも珍しいヒグマ博物館があります。ヒグマの生態や習性について展示してあるので、そこで勉強をしてからまた牧場に戻ってクマを見るのも楽しいです。
博物館の最上階には展望台があり隣接するクッタラ湖の雄大な景色が楽しめます。

他にも、アイヌの文化遺産を保存する野外博物館施設「ユーカラの里」では明治初期のアイヌの生活様式を再現しており、様々なアイヌ文化に触れることができます。

北海道にあるその他のクマ牧場とは

その他のクマ牧場は、壮瞥町の昭和新山熊牧場と大雪山の麓・上川町にある北の森ガーデン・熊牧場(大雪山ベアーセンター)、新得町にあるサホロリゾートベア・マウンテンがあります。

特に、サホロリゾートベア・マウンテンは日本初のベアマウンテンで、15haの広い敷地内でヒグマを放し飼いにし野生に近いヒグマの森を再現しています。これはのぼりべつクマ牧場で園長をされていた伊勢伸哉氏が「北海道の自然に生きるヒグマを見てほしい」と思ったことがきっかけとなり開設されました。

クマたちが生活している場内をサファリバスで周遊したり、遊歩道から森を観察したりできる日本でここだけのベアマウンテンです。

おわりに

いかがでしょうか?クマ牧場を知らなかった方も行ってみたくなったのでは?!これらのクマ牧場では展示・飼養するだけでなく、野生に帰せないクマの保護収容施設になっていたり、ヒグマの学術研究にも役立てられています。

日本最大の陸上動物であるエゾヒグマ。北海道だけに生息するこの生物と共存してきた北海道の歴史を知るとともにかわいいクマに会いに、各施設へぜひ足を運んでみてください!
ですが、やはりクマ牧場といえば、のぼりべつクマ牧場。

 

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