むかわ町は化石の町〜むかわ町立穂別博物館

町名を聞いても道民でなければピンと来ないような・・・むかわ町の穂別、北海道の中でも本当に田舎の町です。
穂別で発掘されて2019年に新種と認定された恐竜の化石によって知名度があがり、子どもはもちろん、大人も歴史とロマンを感じられる場所となりつつあります。

今でこそ「山」というイメージのむかわ町の穂別ですが、かつてこの地域は海だったことから、アンモナイトなどの化石がいくつも発掘されています。
『むかわ町立穂別博物館』には、主に穂別地域で採掘された沢山の化石が展示されているのです。

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のどかな田舎町の博物館

なにもない田舎道を走り抜けて、ようやく市街地にたどり着く頃には「こんな所に博物館が?」と思うかもしれません。それほど穂別はどこからも離れた、山の中にぽつんとある小さな町です。
でも町の中に入ると街頭にアンモナイトの像が飾られていたりと「化石の町」っぽさが演出されていてワクワクしてきます。

博物館は町の山沿いの辺りにあり、地域で発掘された首長竜の化石「ホベツアラキリュウ」の展示を目的として1982年に博物館が建てられました。

はるか太古のロマンを感じる

そして今、注目の的といえるのが、2019年に新種の恐竜であると発表されたカムイサウルス・ジャポニクス。
このカムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)の化石は、前例がないほど完全な形で発掘されたそうです。

博物館には化石の発掘作業の写真なども展示されていて、その経過を辿るとなによりもロマンを感じます。
むかしむかしはここで恐竜たちが暮らしていたと考えると、なんだかものすごく不思議な気分です。

恐竜はむかわ町のシンボル的存在になっていて、先に発掘された首長竜も、「ホッピー」の名で親しまれ、子どもはもちろん、大人も楽しめる博物館だと思います。

北海道の田舎を楽しみつつ

以前は隣接して「地球体験館」という、地球の歴史を学びながら気温の変化などを体感できる施設があったのですが、老朽化により残念ながら閉館してしまいました。

町内には知る人ぞ知る存在の美味しいパン屋さんもあり、アウトドア好きな方にはキャンプ場、楽しみ方はいろいろある町です。メロンの生産で有名なところでもあり、IKメロンという種類で他の品種よりも柔らかくてとろけるような甘さのようです。

少し距離はありますが、温泉が併設された道の駅もあり、北海道の田舎ならでは大自然を感じつつ、化石のロマン、美味しいメロン、温泉というようなドライブをオススメしたい。
何度かこの博物館には訪れていますが、また行ってみたいなぁと思っています。

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