「暑い夏、子どもと一緒にどこで遊ぼう?」そんなふうに思う、ご家族も多いのではないでしょうか。
わが家も5歳と2歳の未就学児を連れて過ごす休日は、熱中症や混雑を避けられて、のびのび遊べる場所を探すのがいつも悩みのタネです。
そんな中、7月の晴れた日に訪れたのが、苫小牧市にある「キラキラ公園」でした。
開放感のある海辺のロケーションに子どもたちが夢中になる大型遊具と水あそび場が揃った、まさに“夏のおでかけ先”にぴったりの公園です。
北ふ頭緑地 キラキラ公園
北ふ頭緑地 キラキラ公園は、苫小牧市の港エリア「北ふ頭」に位置する広大な緑地公園で、正式名称は「キラキラ公園」。以前は「北ふ頭緑地」とも呼ばれていたようです。
周囲にはフェリーターミナルや港の倉庫群があり、観光地の海岸とは違った分いで潮風を感じながら過ごせるユニークな立地が特徴です。
園内は「大型遊具エリア」「水あそびスペース」「芝生と休憩ベンチゾーン」の3つに大きく分かれ、それぞれがゆったりと配置されています。無料駐車場がすぐ隣にあるため、小さな子ども連れでもアクセスがしやすいのが魅力です。
トイレは公園の東側・西側にそれぞれ1か所ずつ設置されており、多目的トイレや手洗い場も備えられています。建物はやや年季を感じるものの、清掃が行き届いていて利用には支障ありません。
また、園内に売店や飲食施設はなく、飲み物や軽食は持参するスタイルが基本です。最寄りのコンビニは徒歩約5分の場所にあるため、必要なものがあれば事前または途中で立ち寄っておくと便利です。
スポット1 船型遊具とその周辺
公園の一角にどーんと構えるのが、子どもたちの目をひときわ引く「大型船型遊具」です。
白と青を基調にしたデザインで、まるで港に停泊する船そのもの。甲板に見立てたエリアや、小さな舵がついたスペース、いくつかの滑り台が組み合わされた複合遊具になっており、探検心をくすぐるつくりになっています。
人気の遊具の一つが「ターザンロープ」で、訪れた日は順番待ちの列ができるほどでした。わが家の5歳の息子も「やってみたい!」と意気込んで並んだものの、いざ自分の番になると不安そうな顔に。
結局、パパが抱っこで最後まで付き添うことになり、まだちょっと早かったかな…と感じました。でも、挑戦しようとした気持ちはとても立派で、成長を感じるひとときでもありました。
その他のお気に入り遊具は、船の中にある“糸電話”のようなパイプ。1階と2階をつなぐ仕掛けで、「パパ、ここで待ってて!」と1階にいる私に向かって、2階から「聞こえますかー!」と大はしゃぎ。秘密基地ごっこ気分で楽しんでいる様子に、こちらも思わず笑ってしまいました。
遊具周辺は広めの舗装エリアになっており、親が見守りながら安心して遊ばせられる設計になっています。ただし、船の遊具自体が想像以上に広く、入り組んだ通路や階段が複雑なため、子どもがいつの間にか別の場所に行ってしまうことも。夢中で遊んでいるうちに見失ってしまわないよう、家族で交代しながら子どもを近くで見守るようにしていました。
ベンチも近くにあり、休憩やおむつ替えなどをしながら、家族それぞれがゆったりと過ごせる工夫もされています。

スポット2 水遊びができる浅い水路
船型遊具から少し奥へ進むと現れるのが、浅い水路を模した水あそびエリアです。コンクリートで整備されたこのエリアは、水深が浅く未就学児でも安心して遊べる構造。
水遊びエリアは安全上の理由から「はだしは禁止」となっており、サンダルなどを必ず着用するよう案内されています。浅くて流れも穏やかなため、転んでも大きなけがの心配が少なく、保護者も比較的リラックスして見守れます。
訪れた日は気温30度近くの晴天で、たくさんの子どもたちがサンダル姿で水をパシャパシャとはね飛ばし、水鉄砲やバケツを使って自由に遊ぶ姿が広がっていました。
わが子も近くの子と自然に打ち解けて遊び始め、水を掛け合ったり、バケツを貸し借りしたりと、とても楽しそうな様子。ほほえましい光景に、親としてもうれしくなる場面がたくさんありました。
なお、公園内には体を洗えるシャワー設備などは設置されていません。そのため、水遊び後はタオルでしっかり拭いて着替えるスタイルが基本となります。

スポット紹介3 芝生その他、中央エリアの楽しみ方
園内中央には広々とした芝生広場があり、レジャーシートを敷いてお弁当を広げる家族の姿も多く見られます。芝生周辺にはベンチも配置されており、ちょっとした休憩や見守りにも便利です。
このエリアは、普段はのんびり過ごすピクニックスペースとして使われていますが、週末や連休中にはキッチンカーの出店や地域イベント、フェスの会場としても活用されており、多目的なスペースとして人気です。
また、公園の一部では海に面した防波堤エリアから釣りを楽しむこともでき、道具を持参してのんびり釣りを楽しんでいる地元の方の姿も見られました。
訪問アドバイス
キラキラ公園で快適に過ごすためには、季節に合わせた準備が大切です。夏場に訪れる場合は、サンダル・水着・タオル・帽子・日焼け止めなど、水遊びや熱中症対策グッズをしっかり用意しましょう。
特に水路エリアでは「はだし禁止」がルールとして設けられているため、脱げにくいサンダルを準備するのがおすすめです。着替え一式も忘れずに持参し、遊んだあとのケアに備えておきましょう。
また、公園内にシャワー設備はないため、水遊び後は手洗い場などで軽く手足を流し、タオルで拭いて着替えるスタイルが基本です。水路の稼働状況やイベントの開催有無によって、公園内の雰囲気も変わってくるため、訪問前に最新情報をチェックしておくと安心です。
周辺には大型フェリーが見える港の展望ポイントがあり、運が良ければ出航シーンも見られます。車で10分ほどの場所には「苫小牧市科学センター」などの立ち寄りスポットもあるため、公園+αの1日プランを立てて訪れるのもおすすめです。
おすすめポイント
- 船型遊具が大迫力で、冒険ごっこに夢中になれる
- 浅く整備された水路で未就学児でも安心して水遊び可能
- 駐車場が隣接しており、ベビーカーでもスムーズにアクセス
- 芝生広場ではレジャーシートを広げてピクニックも楽しめる
- キッチンカーやフェスなどイベント開催時はさらににぎやか
- 海沿いの立地で、港の景色と潮風が気持ちいい
- 防波堤付近では釣りも楽しめる、家族で一日遊べるスポット
気になるポイント
- 日陰が少なく、夏場は帽子やタープが必須
- 風が強い日もあり、羽織ものがあると安心
- トイレ設備に古さがあり、子連れには少し不便に感じることも
- シャワー設備がないため、水遊び後のケアはタオルと着替えで対応
- 飲食店が園内にないため、食事は持参が基本(近くにコンビニあり)
まとめ
苫小牧市の北ふ頭緑地 キラキラ公園は、港町ならではの開放感の中で、船型遊具や水あそび、芝生でのんびりと、さまざまな楽しみ方ができるお出かけスポットです。
札幌近郊からもドライブ圏内で、日帰りのおでかけ先としてもぴったり。未就学児を連れたファミリーにとって、暑い季節にぜひ一度訪れてみてほしい公園です。
※一部の画像はイメージです。
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