2021年の札幌市では前代未聞の積雪量が観測されて、市を挙げて雪の脅威と向き合いました。
市民もいままで経験した事のないぐらいの除雪作業を強いられたのです。
観光しただけではわからない、雪との戦いがここにはあるのです。
経験をもとに、北海道の生活では切っても切り離せない除雪事情をお伝えしたいと思います。
雪がどっさり降った翌日
天気予報と照らし合わせながら降っている雪の状況を見て、雪がどっさり積もりそうな場合。
除雪作業をするために、翌日は超早起きします。
窓から外の様子を確認、私はここでスキーウエアの下を履いていくか決めるのですが、それほどでもない場合は作業着やGパンでも大丈夫です。
まずは通勤するためにスノーブラシで車の雪を落とします。
フロントガラスについた氷の粒は、エンジンをかけて車を温めてから始めるのがコツです。溶けてきたら一気に落とします。
車用ウィンドガラス解氷剤を使うのも良いのですが、使う頻度を考えると不経済でおすすめできません。
車と窓の雪下ろしが終わった~出勤しよ~と思うでしょうが、ちょっと待って!
駐車場から公道までの除雪をしないとならない場合があり、これがまた地味に面倒なんです。
一軒家ならすぐかもしれませんが、共同住宅の駐車場の場合、止めている位置によって掘る距離が長くなって大変。
何なら車の雪下ろす前に、玄関から車に行くまでの道も掘る作業が入ってきます。
除雪してくれる駐車場もありますが、大雪降ってすぐ翌日きれいさっぱりとはいかないです。
結局自分たちでやることになります。
さて出発・・・とはいかない
車の除雪が終わり、道路への道も作った。よし出発!・・・・とはいかない事があります。
道路へ出ようとすると、歩道いっぱいに積まれた雪山に視界を阻まれます。
行政がやる除雪は、雪を端っこに寄せて積む作業と、積んだ雪を排雪場へ運搬する作業があります。
同時にやることもあるのかもしれませんが、私が見る限り端っこに積む作業の頻度が高くて、排雪はだいぶ雪山がたまってからという印象があります。
なので雪山は結構高さがある状態になってしまうんです。
その状態で車を出そうとすると、左右の確認ができず、結構おっかないんですよね。
交差点あたりで切れる雪山の隙間から確認する感じになり、ちょっとずつ車の先を出しながら徐々に出て、やっと道路の全貌がわかります。
それに歩行者が雪山から突然出てくるなんて事もあります。
いつもびくびくしながら出庫しています。
出勤などには、公共交通機関の利用をおすすめしたいです。
冬の北海道の生活
冬の北海道の生活は大変なこともありますが、近所のみんなで協力し合ってやることもあり、それをきっかけに仲良くなれたりします。
大変な中にも、人の温かみを感じられます。
ぜひ、北海道へ。
※画像はイメージです。
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