子どもたちと函館の夏

夏は涼しく冬の雪は少なめ、そんな噂の函館で初めて夏を経験しました。

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函館の夏

私の出身地は道内でも夏は最高温度39度を超える日があって、扇風機で過ごすことなんて考えられませんでした。
だからこそ、函館に引越して最初の夏は衝撃的。
クーラーがなくても過ごせる日数がとても長く、扇風機が空気の循環用ではなく冷房家具として利用できるとは思っても見ません。

それにお盆を過ぎると急激にではなく、穏やかに、だけどはっきりと空気が変わっていくのを感じ、木や空が秋の準備に取り掛かるようです。

7月はお菓子を買い込む

函館の七夕は、他の県とは違う習わしがありました。
子どもたちが歌うのは、『笹の葉さらさら』ではなく、『竹に短冊七夕祭り』。
初めてその歌を聴いたのはスーパーで、私は自分の知らない童謡か何かだと思っていました。

スーパーに、七夕用の特設お菓子売り場という見なれないコーナーが。
大袋で売り出されていて、なんだかクリスマスより大量に積み上げてあり、お客さんのカゴの中もお菓子でいっぱいになっており、ハロウィンのようにみえます。

七夕祭り

七夕用のお菓子はどんな形で配られるのかと思い、一緒に働いていた地元の方に聞いてみることにしました。
すると、子どもたちが歌いながら家や店を訪ねてくるそうなのです。しかも、このイベントは地域や町、市全体の大イベントでした。

この日は、お店も大手企業も自営業も関係なく参加する、子どもたちは歌うだけでお菓子がもらえます。
本来は七夕の夜にロウソクをもらう歌なのですが、何がどう変わったのか子どもにお菓子をあげるイベントになったそうです。

お祭りというより子供のためのイベント

七夕当日は、子どもたちが入れ替わりながら歌を歌ってお菓子をもらいにくるのを眺めていました。
地域の方々が受け継いできたイベントは、子どもたちにとって生涯大好きな思い出となる1日。
子どもたちがこんなに笑って過ごせる函館って、私はいいところに引越したなと感じた夏でした。

※画像はイメージです。

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