なぜ「コアップガラナ」は北海道だけ?

みなさんお馴染み?!北海道のソウルドリンク「コアップガラナ」。
道外に住んでいる親族は、北海道に帰郷するとガラナをケース買いして家に送ります。それほど道外にいると恋しくなる味のようです。
今回はなぜガラナは北海道だけに定着したのか?について紹介したいと思います!

目次

ガラナとは?

ガラナとはどんな物なのかを紹介します。

「ガラナ」はアマゾン川流域に自生するツル性植物で、赤くて丸い小ぶりな実を沢山つける植物です。
イメージとしては、プチトマトに似ているようにも思えます。
したっけ、北海道で栽培してるんだと思われがちですが、気候の違いで北海道での栽培はできません。

ガラナはブラジルの原住民たちから古くより、薬・滋養飲料、不老不死・元気の源として愛用され、祭典の際にはこれを飲み、3日3晩踊り続けたという話もあるとか。
つまりガラナは体に良い飲み物とされ、疲労回復やスタミナ増強など、エナジードリンクの走りのような存在です。

ガラナ飲料は、そのガラナの実を抽出して製造した、カフェインやカテキンなどが多く含まれている炭酸飲料。
色は茶褐色でコーラよりも薄い色、味はドクターペッパーに似ているという人もいますが、独特な風味がしてコーラよりも甘い感じ。
ガラナの本場ブラジルでは、コーラと並ぶ国民的なソフトドリンクとして複数のメーカーから販売されているようです。

北海道で販売されているのは主に500mlや1.5Lのペットボトルが多いですが、350mlの缶や瓶入りもあり、コンビニや自販機でよく見かける存在です。

日本のガラナ飲料の歴史とは?

そんな元気の源のガラナ飲料が、日本で発売されたのは昭和33年のことでした。
前年の昭和32年にコカ・コーラが誕生し、輸入自由化により、その何年後かに日本に上陸すると言われていた時代、日本では清涼飲料といえばラムネやサイダーが一般的。
しかしこれではコカ・コーラに勝てないと、全国清涼飲料協同組合連合会が対抗する清涼飲料の開発を進めます。
そういった中でブラジルはガラナの普及率が高く、コカ・コーラが苦戦しているという情報を得て「これだ!」と言うことで、ガラナ飲料を開発されたのですが。

出来上がった「コアップガラナ」の名前の由来は、アルファベットで「CO-UP」、「Co-operation(協同)」と「UP」を組み合わせたそうです。

ガラナが北海道に定着したのはなぜ?

やがてコカ・コーラが上陸し、日本中にコーラ旋風が巻き起こり、ガラナは廃れていってしまいます。
しかし北海道にはコーラがやってくるまで他の地域より3年ものブランクがあり、その間にガラナが流行し北海道にコカ・コーラが上陸した時には、すでにガラナが定着しはじめていたのです。

時期意外の要因として、東北や北海道は寒い地域の特色として甘い味を好む傾向があり、コーラよりも甘い味が北海道の人々の好みに合ったのかもしれませんね。

ガラナは道民の元気の源!

いかがでしたか?
実はガラナは色々なメーカーから発売され、メーカーによって味が微妙に違い、それぞれ好みが分かれるようです。

私はコカ・コーラが大好きなので、正直、コーラの代わりにガラナという訳にはいきません!(笑)でも、以前からガラナを飲むと不思議と元気が出るような気がしていました。
今回、ガラナの事を勉強して、やっぱりこれは道民のエナジードリンクだな!と思いました!

みなさんも「コアップガラナ」を見つけたら飲んでみてくださいね!

※画像はイメージです。

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