野生のラッコに会い霧多布岬へ

ラッコは80年代にブームになり、どこの動物園や水族館で見られる身近で可愛い動物というイメージがあります。
でもそういえば、最近見かけなくなったなぁ・・・と思いませんが?
実は乱獲や気候変動の影響で絶滅危惧種になり、日本では2箇所の水族館で3頭しか飼育されていません。

そんなラッコを野生で見られるのが北海道なのです。
野生のラッコは道東の海岸線でしばしば目撃されますが、生息地として知られているのが霧多布岬。
2010年代後半から目撃されるようになり、現在では十数頭が確認されています。

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ほんとうに見られるの?

霧多布岬はその名の通り霧が多く発生します。ただ霧が薄かったり、天気が良ければ、ほぼラッコを目撃することができるでしょう。時期も一年中、季節を問わずに見ることができて、冬の流氷が押し寄せる時期に氷の上を動き回るラッコがニュースにもなりました。

展望台等の見学できる場所は高台に位置しているため、海水面までは結構な高さがあります。
岸に近いところまで来てくれていれば、肉眼でもラッコのシルエットが分かると思いますが何か黒いのが浮いているかな?という感じで、しっかりと姿を見ようと思ったら双眼鏡が必須です。

ちなみにですが、ラッコかと思うとアザラシという事もあります。
アザラシはラッコと違って頭だけを出して泳いでいるのが特徴で慣れれば間違うことはありません。
でもラッコとは違った可愛さがありますので、一緒に観察するのをお勧めします。

私のラッコ体験

私が霧多布岬を訪れたのは6月のことでした。ラッコがいるなと思って観察していると、何か浮いてるラッコの上にもこもこした物が見えるので双眼鏡で覗いてみると、そこにはとても小さな赤ちゃんの姿がありました。

ラッコが見られるのは知っていましたが、赤ちゃんラッコまだ見られたのは感動しました。しかも2頭も赤ちゃんがいました。
ぷかぷかと浮いていたり、お母さんラッコの上にいたりととても愛くるしい姿です。時にはネコのような鳴き声も聞こえ、どこの水族館でも体験できないことができました。

ラッコが安心して家族を増やせる場所が北海道にあります。


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