道民は車庫でＢＢＱ！

突然ですが、今回は道民の知られざる習性を垣間見ることになります。
それは、車庫でＢＢＱ！
この驚くべき習性についてご紹介します！

道民はとにかく外で肉を焼く？

これは北海道特有の現象だと思いますが、とにかく外で肉を焼きたがります。
特に、屋根付きのガレージのあるご家庭では、真冬にＢＢＱをする猛者もいます。
お花見も運動会もＢＢＱ、ことあるごとにＢＢＱをするのが道民だといってもイイすぎじゃないとおもうのです。

それって、北海道は土地が広いので庭やガレージがある家が多いからとおもうでしょうが違います。
なぜなら、肉を焼くときはベランダで！という単身の賃貸住まいの人もいますし、アパートの駐車場の片隅でＢＢＱをし、他の住民に振る舞う人までいます。
なんていうか、ＤＮＡに組み込まれているような気さえします。

私も考えてみました。一定数の道民は、屯田兵や開拓使として全国から移民が集まってきた方々です。
人々が集って持ち寄った食材を皆で食べる・・・というような習慣があったのではないかと想像します。

それに雪の季節が長い北海道では、みんな短い夏を全力で楽しみたい。
春になればお花見でＢＢＱ、暑くなればビールとBBQ！と外で思いっきり楽しめることを大切にしているのではないでしょうか？
更には、お肉やお魚、野菜などおいしい食べ物がたくさんあることも理由の1つだと思うのです。

車庫ＢＢＱのメニューとは？

ＢＢＱというと、どのようなメニューを想像されますか？
串に刺さった肉や野菜、イカなどでしょうか？

北海道のＢＢＱは、私の個人的感想だと普通の焼肉って感じですが、最大の特徴はジンギスカンが登場することです。

私が参加したことのあるＢＢＱだと、タレに漬け込んである味付きジンギスカンが必ず登場しました。
と言うのも、北海道で売られている味付きジンギスカンはお店によってが違い、そこにいくつかのジンギスカンのタレがからむと、「きのこの山」と「たけのこの里」のような大戦争が勃発することも。
つまり、好きな店のジンギスカンを好きなタレ、もしくはタレ無しで思いっきり食べたいのででしょう。

他には牛肉・豚・鶏肉や、魚介類、野菜などですが、いたって普通の感じだと思うなかれ。
実家が友人が・・・と産地直送のケースがあり、とうきび、アスパラ、ホタテなどが出たときは可能性が高く、北海道らしいといえば北海道らしいです。

もう一つ少し違うなと感じるのが、「おにぎり」が必須アイテムというところです！
私的には、おにぎりがあれば食べるけども必須ではなかったので驚きました。

そして、普通のおにぎりばかりでなく、ふりかけが振られたものから、ひじきや枝豆が入ったてのこった物まで、各家庭によってこだわりがあるらしい。
うちの道産子な夫によれば、塩むすびか南蛮味噌と相場は決まっているそうです？

これこそ道産子？！胆振東部地震でおきたこと

平成30年に起こった北海道胆振東部地震。
この時、北海道はほぼ全道が停電というブラックアウトに見舞われ、冷蔵庫の中の食材が傷んでしまうので、庭や車庫などでBBQして食べているというツイートが話題になりました。

普段から外で肉を焼いている道民ならではの「それなら焼いて食べてしまえ」という思考ロジックに、道外の人はさぞ驚いたことでしょう。

ブラックアウトという大災害時に、なんとなくのんびり感がでてしまったのも道民らしさでもあり、開拓者のDNAがしからしむるタクマシサを感じる出来事です。

おわりに～肉は外で焼くと匂わない？！

いかがでしょうか？
北海道に移住してきてから、すぐにみんな「肉焼くか！」と言い出すことが多く、たまたま周囲にＢＢＱ好きが多いのか？と思っていましたが実はちがったんですね。
そんな折に発生した北海道胆振東部地震で話題を聞いて、なるほど～と腑に落ちました。

北海道だけという訳でもなく、ある程度田舎でスペースがある所の人は、外だと家の中が匂わないから、BBQやる人が多いのかもしれませんね。
でも、ご近所との距離感などで庭があっても出来ない場所もあると思いますが、その点、道民はみんながやるので安心して？！出来るのかもしれませんね。

※画像はイメージです。