襟裳岬

襟裳岬(えりもみさき)とは、北海道の南端に位置する岬であり、その荒々しい自然景観と豊かな生態系で知られております。北海道の南端というと函館が想像されやすいかと思いますが、襟裳岬は札幌と帯広の間にある日高山脈の南端に位置するあまり知られていないエリアの一つです。

この岬は太平洋の強い風と波によって形成された独特の地形が魅力的で、荒々しい自然が好きだという人には刺さるでしょう。

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景観

襟裳岬のもっとも特徴的な風景は、その険しい海岸線にあります。
絶え間なく打ち寄せる波が削り取った岩場や、断崖絶壁が続く風景は息をのむほど圧巻。
晴れた日には遠くの水平線まで見渡せ、海と空、岬の先端にあるシンボルともいえる灯台が織りなす壮大なパノラマが広がります。

生き物

そしてこの襟裳岬は、「ゼニガタアザラシ」の生息地として有名。
ゼニガタアザラシとは、主に寒冷地に生息するアザラシの一種であり、襟裳岬の周辺海域では一年を通じて観察することができるのです。特に、冬から春にかけては出産や子育てのシーズンであることから、親子で日向ぼっこをする姿や遊泳する様子が可愛らしい。

もし実際に見てみたいということでありましたら、双眼鏡を持っていくことをおすすめします。観光客が入れるエリアは海抜が高く、海面付近にいるアザラシを見るには肉眼だと少し厳しいでしょう。
実際に自分の隣にいた観光客は双眼鏡を除きながら、岩礁の上に寝転ぶアザラシが見えたということを話しておりましたが、肉眼では確認することができませんでした。

昭和の有名歌手森進一さんが「襟裳岬」という曲を出しているのをご存知でしょうか?
1974年にリリースしヒットしたことにより襟裳岬は一躍有名になり、観光地としての知名度に向上したようですが、歌詞の中に「襟裳の春は なにもない春です」の一節から、なにもない印象が強くなってしまいました。

この曲がその歌詞が刻まれた石碑があったことだけは覚えておりますが、地元に帰ってから知人にその曲の存在を知らされるまでは特に気にしてもいなかったのが正直なところでしたが、年配の方々には思い入れのある歌なのかもしれません。

※画像はイメージです。

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