札幌市民は大通公園でとうきびを売る「大通公園とうきびワゴン」を見かけるようになると、春から夏へ季節の移り変わりを感じるのです。
この「とうきびワゴン」はなぜ大通公園に現れるのか?!
今回は大通公園の焼きとうきびについて考察していきます!
大通公園とうきびワゴンとは?
「大通公園とうきびワゴン」は例年4月下旬から10月上旬頃まで営業します。
なんと驚くことに明治中期からとうきびが売られていたそうで、地元農家の人々が「とうきび売り」をしていたのが始まりと言われいています。
今では「ゆで」と「焼き」が選べますが、当時は「焼き」のみで、その様子は明治40年に札幌に滞在していた石川啄木の短歌でも歌われています。
そんな事ないっしょ?と思われる方、大通公園西三丁目の歌碑をご覧ください。
その後、沢山の焼きとうきびやラーメンなどの屋台で大通公園が賑わっていましたが、札幌市が札幌オリンピックの開催に向け、衛生的な問題や交通の妨げになるという理由で昭和40年に全て強制的に撤去されてしまいました。
しかし既に「とうきび売り」は市民に風物詩としての存在として認知されていた事から、札幌観光協会を主体として「とうきび売り」を運営し、現在の「とうきびワゴン」が誕生したのです。
先日の投稿表示に誤りがあったため再度の投稿です。
— 大通公園とうきびワゴン【公式】 (@toukibi_wagon) April 22, 2024
3丁目ワゴンは期間中無休で営業しています🙂↕️
(臨時に変更の場合は都度ご案内します)
また隣接の売店ではビール・あげいも・いももちなどの軽食やきびっちグッズも販売していますのでぜひご一緒にご利用ください🙌🏻☺️#企業公式相互フォロー pic.twitter.com/vYkkK4m6Ln
ゆるキャラもいるよ!
平成24年度、北海道キヨスクに業務委託され、大通公園とうきびワゴン公式マスコットキャラクター、「きびっち」が爆誕しました!
見た目はとうきびで、正体は「とうきびの妖精」。
公式サイトによれば、年齢はとうきびAgeで3才、身長はじゃがいも(メークイン)2個半で、体重はメークイン1個半ということです。
どこかで聞いたようなプロフィールですが、なぜとうきびではなくじゃがいも換算なのかは謎です。
誕生とともに「BOYS BE CORNbitious」(きみたちよ、とうきびをたべれ)と言ったそうで、頭にフサフサのふさ毛があり、これをさわると幸せになれるそうですよ?!
当初、語尾には「お」がつくという設定だったのですが、今はそうでもなく、なんかキャラ定まってないようです。
ゆるキャラブームは沈静化し忘れられたキャラの多い中、今でもがんばっています。
大通公園とうきびワゴンのメニュー
気になる「とうきびワゴン」のメニューは
- 焼き/ゆでとうきび
- じゃがバター
- とうきびセット
- いもきびグッズ
などです(2024年)。
原材料はもちろん北海道産、シーズン時にはピーターコーンという品種を使い、それ以外の時期は前年に収穫し冷凍されたハニーバンダムという品種を使うそうです。
ちなみに袋に入っている爪楊枝は、とうきびの茎に指して使うと直接トウキビを触らないので、手を汚さずに食べることができる便利なアイテムです。
食べ終わった後に歯に挟まった、トウキビを取るだけではありません。
おはようございます🌞
— 大通公園とうきびワゴン【公式】 (@toukibi_wagon) August 5, 2019
本日も3.4.6.7丁目ワゴンはそれぞれ営業いたします( ・ᴗ・ )
さて、以前とうきびについているつまようじは食べ終わった時こそが出番!とご紹介したことがありますが、今回は更に便利な使い方を教えちゃいます🤗
たかが爪楊枝、されど爪楊枝です✨✨ pic.twitter.com/s64ptGUftY
大通公園で食べるとうきびマジ最高!
私は北海道に移住する前からとてもとうきびが好きで、初めて大通公園のとうきびワゴンをみかけて食べてみたら、とにかく甘い!味が濃い!おいしい!
そもそもですが、とうきびは採ってすぐが1番糖度が高く、時間が経つと下がってしまうからです。
つまり、産地に近く採ってから時間が短いほうが確実においしいんですよね!
とうきびワゴンは一年中あると思っていたら、冬になったらぱったり見かけなくなって、友人にどうしたのか聞いてみたら期間限定で、北海道の夏の風物詩である事を知ったのです。
ちなみに関東近辺では「とうもろこし」と良います。
「とうきび」と呼ぶのは、北海道意外に山形、石川、福井など日本海側や、香川、愛媛、山口、九州などです。
さて、貴方のお好みは、ゆで?焼き?
私は・・・選べません!!どっちもです!
ぜひコメントで教えてくださいね!
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